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パラダイムシフト

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公開日:2022.04.28 最終更新日:2022.07.15

パラダイムシフトとは?~不動産広告の変化と売れる仕組みを創る~

こんにちは!営業の田中です!

今回は以前社内でもプレゼンした「不動産広告業界のパラダイムシフト」に関してのブログを書きたいと思います。

かねてよりドブ板営業や飛込営業をしなくても、仕事が取れる仕組みを考え続けてきた弊社は、最近のお客様の殆どはホームページからのお問い合わせが増えております。

近畿2府4県をはじめ関東・北陸・四国とどんどんエリアを拡げているのですが、最近の傾向は不動産会社様の広告担当者様、もしくは広告を担当している営業マンの方からのお問い合わせが増えてきております。

それもコロナ禍になってからその傾向は強まっており、様々な部分で起こっている「不動産広告業界の変化」として「業界のパラダイムシフト」や「広告部署の役割」、「紙媒体の役割」、「広告会社の役割」を実例を交えて今回は書いていこうと思います。

パラダイムシフトとは?

パラダイムシフトとは、今迄の私達が持っていた「価値観」や「認識や思想」が劇的に変化する事を表します。

近年、人の考え方や見方が変化していき、その時代や分野に於いて当たり前とされていた事が革命的に変わるパラダイムシフトな光景をよく目にします。

パラダイムシフトという言葉は「定説を覆す」、「思い込みや固定観念を捨てる」、「アイデアによって革新的に時代を変える」という意味でもあり、今では様々な場面で使用されています。

そもそも「パラダイムシフト」は1962年にアメリカの科学者であり哲学者のトーマス・クーン氏による著書『科学革命の構造』で提示された考え方です。

著書に於いて、トーマス・クーン氏はこう定義しました。

「一般に認められた科学的業績で一定の期間、専門家に対して問い方や答え方のモデルを与えるもの」をパラダイムとしました。

またこの既存のパラダイムのモデルでは解決不可能な変則事例が見つかり、処理出来なくなった時に、その混乱の中から新しいパラダイムが登場して科学革命が起こると説きました。

科学以外の分野にも影響を与えたこのパラダイム論が、その時代や分野に於いて支配的な物の見方や捉え方が、産業や経済など様々な分野で革命的かつ非連続的に変化する事を「パラダイムシフト」と呼ばれる様になりました。

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パラダイムシフトの例

大きく私達の生活を「パラダイムシフト」させた要因となる事例にスマートフォンの普及は切っても切れない関係にあります。

NTTドコモ モバイル社会研究所では2022年1月にスマートフォン・ケータイ所有に関する動向について調査を実施し日本国内でスマートフォンと携帯電話の所有者の内スマートフォンの比率が94.0%と報告しました。

年々、日本国内におけるスマートフォン比率は増加しており、2010年には4%程度だったスマートフォンの所有比率ですが、2015年に5割を突破し、2019年に8割、2021年には9割を超え、2022年にはスマートフォンの比率は94%になりました。


図1.ケータイ・スマートフォン所有者のうちのスマートフォン比率
[調査対象:全国・15~79歳男女]
注1:スマホ・ケータイ所有者が回答
注2:「わからない」を除く
注3:1台目もしくは2台目にスマートフォン所有と回答した場合をスマートフォン所有として算出
出典:モバイル社会研究所「2022年一般向けモバイル動向調査」

ここ10年で一気にスマートフォンが普及し、今後益々スマートフォンの比率が高まっていくことが想定されます。

そんな中でスマートフォンの登場によるコミュニケーション方法の変化・普及、情報収集法の変化によって、私達の生活やコミュニケーションスタイルには、次のようなパラダイムシフトが起こりました。

スマートフォンの普及によりインターネットへのアクセスが簡単に

スマートフォンの普及に伴い、今迄世間の情報発信源であったテレビや新聞などのマスメディアだけでなく、SNSやYouTube等のインターネットからも大量の情報をスマートフォンで簡単に得られるになり、大規模な広告プロモーションを行わなくてもモノが売れる時代へのパラダイムシフトが起きました。

スマートフォンを用いたアプリ決済等の普及による、キャッシュレス決済の加速

今迄の「現金主義」からポイントを活用したアプリを使用したり、QRコード等を利用したり様々なカタチのキャッシュレス決済方法の普及により、世の中の商品購入のスピードが速くなり購買意欲を沸かせる基準も数年前の「お得主義」から「スタイル主義」へと価値観のパラダイムシフトが起きました。

サブスクリプションサービスの浸透

モノを売って商品を得る商売の流れがコロナ禍に乗じて、サブスクリプションサービスの普及も大きく増えました。
自宅でもリモートワークの増加に伴い自宅で過ごす時間を有意義にする為に音楽配信や動画配信などCDを沢山売って稼ぐ時代から再生回数を稼ぎ広告収入を得るスタイルにパラダイムシフトが起きました。

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広告代理店のパラダイムシフトとは

広告代理店という職種をご存知でしょうか?
一時はお洒落で派手なイメージだけが先行して遊んで仕事しているイメージがあった業界なのですが、まさにその通りで「広告」というルールの中で広告代理店は時代の先端を走り、みんなが知らない集客装置と呼ばれるイベントや広告媒体をクライアント様にご提案し、クライアント様も巻き込んでみんなで面白がって仕事をしているのが広告代理店の仕事とされていました。

終わりました。

その広告代理店のスキームは東京オリンピックで終わりました。

幾度となるトラブルや担当者や責任者の変更。

予定されていた演出の縮小等。

コロナによって脆くも世界最大のイベントであり広告代理店の雄姿を期待していた、広告代理店の端くれの僕は残念な悲しい現実をまざまざと見せつけられた気がしました。

広告代理店に紐づくコンサルティング会社も先行きが見えなければ、これからのアドバイスも過去の教訓もスキームも活かせないまま話題と課題を差し替えて差し替えてを繰り返し奮闘は続きますが、弊社だけが残りコンサルティング会社が居なくなる事例も目の当たりにしました。

この東京オリンピックであらゆるところに絡んでいた広告代理店。
そこには広告に繋がる様々な仕組みや仕掛けがあったのですが、報道された様々な演出や講演等の中止トラブルに関するニュースが流れ、広告代理店の役割がどこまで必要か否かを世間に再認識させる事になり、広告代理店のパラダイムシフトの必要性が広まって、広告代理店と不動産会社様の広告部署は再編の波に巻き込まれていくことになります。

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広告代理店の役割

広告代理店は終わったのか?既存の広告代理店の手法はもう不要になりました。

と言うよりも広告代理店がなくても出来る事が増えましたし、クライアント様のハウスエージェンシーとしての役割で広告部署内で出来る事が増えました。

広告代理店は、あくまでクライアント様の「代理」なのでクライアント様を騙して利益を搾取する様な事はもっての外なのですが、現在の広告業界の仕組みに於いて過去の手法がクライアント様にとって不利益を生じているケースをよく目にします。

広告代理店の役割を今一度考えて広告会社を選ぶことがこれからは非常に重要になって来ます。
何故ならその「広告費」は「会社の利益」に等しいお金を使っているケースが殆どだからです。

ちなみにアド・コミュニケーションズは「実行を伴うコンサルティング会社」とクライアント様には言って頂けているので、一度アド・コミュニケーションズの広告の仕事への取り組みをご体感頂ければと存じます。

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不動産広告の壁

では不動産広告業界においてはどうなのでしょう?
2022年のゴールデンウイークは日並びも良く、約3年ぶりに行動規制や条例の発令がない「制限なし」の最大10連休のゴールデンウィークを迎えようとしています。

4月に入ってからもコロナ感染者減少はなく十分な感染対策を行う事での条件付きのゴールデンウイークの過ごし方になり、イベント実施のご依頼も少し出てきましたが、イベントの趣旨や人を集めて行う内容の意義などを再度確認する必要がありそうです。

特に不動産広告においては「不動産広告の壁」が存在します。
一人の顧客から数を沢山買って頂く広告では無い為、注目を集めれば良いだけでは無く「ナーチャリング」つまり「顧客育成」を行いつつ興味関心を抱くイベント開催からきっかけを作って、顧客にアプローチをし続ける事が必要とされています。

顧客にアプローチして追客・管理するマーケティングオートメーションや自動化を謳い人件費を抑えて広告をしようとする不動産会社様が多い中、弊社にお問合せのある不動産会社様のお仕事として結果的に最初に行う事。

それは「チラシ作り」でも「ホームページ作り」でも「広告運用」でもありません。

それは

「特徴探し」なのです。

昔は広告費用にモノを言わせて沢山の広告費用をかけている会社が集客や信頼を集める事が出来た時代でしたが、今はSNSや動画投稿などを駆使して広告をかけなくても「特徴」を謳い、話題や注目を集める事が出来る時代へとパラダイムシフトが起きている事はご存知かと思います。

しかしそのパラダイムシフトに実感をしていながら見て見ぬふりをしていませんか?

不動産広告業界におけるパラダイムシフトに対して「やってる・やってない」の判断だけで新たな商材に手を出し続けていませんか?

ジュースや缶コーヒーなどどこでも誰でも買えるものと同じ広告手法を取り入れて、集客ばかりでクロージングに時間がかかっていませんか?

ドキドキして今この文面を読んでいる広告担当者様!あと3分で読み終わりますので「不動産広告の壁」に負けず、頑張って最後まで読んで下さいね!

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広告部署の役割とは

前項で記載をさせて頂きましたが、弊社へのお問合せの中心は不動産会社の広告部署のある会社様が非常に多いです。
今も続くコロナ禍という様々な変化に於いて、リモートワークが出来る様に不動産会社様が従業員スタッフの皆様にパソコンをご用意した事も「パラダイムシフト」への対応ですが、そのパソコンを使って今迄と同じ業務役割をただただこなそうとしていませんか?弊社へのお問合せは、その業務中で矛盾を抱えてご連絡を頂くケースが殆どです。

何故か?広告代理店に対して求める役割が変わっているのと同時にハウスエージェンシーつまり広告部署に対しても同様に求める役割が変わっているのです。

それを受入れ広告部署スタッフの皆様も今後、会社の業務に於いても広告業界のパラダイムシフトに対応していく必要があります。
その事を理解し協力し最大の費用対効果を発揮して頂くのが我々アド・コミュニケーションズの役割です。広告部署の無い不動産会社様にも同様のご案内をさせて頂いております。

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紙媒体の役割とは

今迄の不動産広告を一気に担ってきた「紙媒体」にも大きなパラダイムシフトが起きています。
今迄はホームページへ誘導する「気付き」を与えて「比較」「理解」までをも紙媒体で担ってきたのですが、前項でも記載しました「スマートフォンの普及」によって大きなパラダイムシフトが起きました。
それは「比較」が難しくなり顧客は「比較」を諦めて「自分らしさの選択」での購入動機に切り替わりました。

それはどういう事か?

折込チラシが減り、新聞もとらなくなり、紙媒体が少なくなってこんな事が世の中では沢山おきています。

紙媒体が少なくなったけどスーパーと家電製品のチラシは一向に減りませんね。何故か?
まずチラシに有効な商材はロングセラーで売られているものよりも、消費期限や賞味期限が型落ち等の期限が決まっている商品であること。まさに家電製品やスーパーの食材です。
さらにスーパーや家電を売っている量販店は都市部だと近くにいくつか点在することも多いです。
Aスーパーは魚が安いけど、新鮮な野菜を扱っているのはBスーパー。Cスーパーはタイムセールをやっている。など、いくつかのお店を比較対象として並べて見るにあたって、チラシは適した媒体なのです。
不動産も一つのマンションが完売したから、追加で住戸を増やしました!などが出来ない、言わば期限の決まっている商品でもあります(注文住宅は別にして)。
しかも不動産はスーパーほどではないですが、近隣に複数物件がある…。なんてことも珍しくありません。
今ではネットでも物件比較ができることもありますが、ネットに長けた所謂Z世代は、住宅を購入できる資金を蓄えている人は多くありませんし、恐らく住み替えについての優先度は高くないかもしれません。
予算をより多く持っているであろう団塊ジュニア以上にも見てもらうためには、チラシという選択肢も出てくるのです。
一方Z世代はチラシの比較をせず、ネット通販やUberといった宅配サービスなどで食品食材をお取り寄せして、好きなものを食べるスタイルがコロナ禍において多くなりました。
ではZ世代に対してはチラシを完全に諦めなければならないのか、といえばそうではありません。
彼らの親世代は団塊ジュニアの少し上の世代が多いのではないでしょうか。
子育てが終わり、でも定年までもう少しで、社会でもある程度上の立場で働いている方も多いと思います。
なので親世帯にチラシを配り、子供に住宅の購入を勧める。そんな流れも少なからず話に聞きます。
恐らく子供世代はその情報をもとにネットで比較をすると思いますので、そこで御社の「特徴」を「理解」させるためのチラシの作成をしていきましょう。

Z世代をターゲットにした、不動産広告における紙媒体の本当の役割は「気付き」でもなく「比較」でもなく、「理解」。
つまり「特徴」を「理解」させて「購入」に結び付ける媒体になってもいいのです。

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広告会社の役割とは

では我々広告会社の求められる役割は何なのか?広告代理店は、その名の通り「クライアント企業の広告活動」つまりマーケティングを「代理的に行う」ことで収益を得ています。

冒頭に記載させて頂きましたが、アド・コミュニケーションズは「ドブ板営業」「飛込営業」をなくしマーケティング領域におけるインサイドセールスを軸に受注の拡充を目指している会社です。

不動産広告専門の広告会社として「オンライン」「オフライン」に関わらずWEBマーケティングの分野でアド・コミュニケーションズはそのリーディングカンパニーを目指そうとしています。

解説!知ってる様で知らないマーケティングの世界

ここでは知らない言葉や当たり前に言っている言葉を敢えてわかり易くご説明させて頂きます。
広告業界の仕組みがここで垣間見れると思いますので、是非読んでみてください。

WEBマーケティングってどういう意味?

皆さん!WEBマーケティングってご存知ですか?言葉の意味すら苦笑いで実は聞いていた方も多いかもしてませんね。
「マーケティング」という言葉自体が調査や調べるイメージが多いのですが実は調べた先もマーケティングの領域に含まれるんです。
「WEBマーケティング」はつまり「マーケティング(売れる仕組みづくり)+WEB(オンライン・インターネット)」を表し「Webを活用して売れる仕組みを作ること」です。
ずっとモヤモヤと呼んでおられた方は、なんかスッキリしましたね。

WEBマーケティングって必要なの?

では何故「WEBマーケティング」が広告業界において必要なのでしょうか?
今、世界でありとあらゆる販売におけるマーケティング(売れる仕組み)活動がWEBと繋がっている世界になります。
ホームページやポータルサイトや様々な情報がWEBを使って調べられる購入できる世界に我々は暮らしています。
そういった事から殆どの企業にとってマーケティングは必要です。不動産広告も会社のホームページも顧客にもテレワークも全てWEBとつながってますよね?
なのでWEBマーケティングは必須で覚えていきましょう。

WEBマーケティングの領域って?

そしてWEBマーケティング領域は下記の様なものを指しています。このどれを選択せずに、とりあえず行動に移して無駄に広告されたり、全てをやってやろうとまさかしておられませんよね?
下記にWEBマーケティングの領域を記載しております、最適な領域と商材を選んで間違いのないWEBマーケティングの実施を行い広告効果の最大化を図りましょう!
<代表的なWEB領域>
①SEO
②インターネット広告
③コンテンツマーケティング
④SNSマーケティング
⑤ウェビナー
⑥LPO
⑦メールマーケティング
⑧AIチャットボット
⑨その他(MEO他)

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まとめ

色々と書かせて頂きましたが、不動産会社様の広告担当者様を助けるべくアド・コミュニケーションズでは自社の「不動産広告 大阪」SEO一位の実績を活かして新たなオウンドメディア「アドランス」を作りました。
是非、本記事を読んで「不動産広告の壁」お困りのご担当者様は下記の動画をご覧頂き、先の見えないWEBマーケティングを弊社と一緒に乗り越えて、無駄な広告費を減らし「選ばれる不動産広告」をWEBマーケティングで実践しませんか?
不動産会社の広告担当者の為のオウンドメディア「アドランス」

全エントリーにて、このアドランスを立ち上げるまでの苦悩や過程を記した記事もございます。
【過去記事】不動産専門オウンドメディア立ち上げに至るまでの苦悩と奮闘

アドランスの説明動画も用意しております。

近々ウェビナーも予定しております。
興味のある方はぜひアドランスをご覧ください。

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