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公開日:2022.09.09 

反響を増やすための不動産広告デザイン&テクニック

こんにちは制作の横田です。
今回は、不動産広告のデザインについて話したいと思います。

最近ではフリーランスや副業などで
どんな人でもデザインができる時代になりました。
そのため数多くの広告なども製作ソフトの使い方さえわかれば、
簡単にできると考える方もいると思います。
しかし蓋を開けてみれば、数多くある不動産会社様のチラシやWEBの中には
あまりデザイン性を感じないものも少なくはありません。
決してデザインが良いからと言って集客や契約に
繋がるとは限りませんが、少なからず影響があるのも事実です。

今回は、不動産広告のデザインの良し悪しや反響を増やすための
デザインとテクニックをご紹介したいと思います。

広告デザインが反響に影響する理由3つ

1.ユーザーの目を留めやすい

街中に溢れている広告の中には、様々なものがあります。
主に広告ポスターやWEBサイト、広告バナーやチラシ、
駅のアナウンスやラジオ、テレビCMなど「視覚」「聴覚」が大半を占めると思います。
しかし圧倒的に「視覚」の方が情報を得ることができ、印象に残っていることが多いでしょう。
なので広告デザインをする上で、「視覚」に印象付けるもの作り、ユーザーに少しでも覚えてもらうことは重要です。

2.訴求ポイントがわかりやすい

上記でも述べましたが、「聴覚」に比べ「視覚」は
インパクトがあるものや訴求ポイントが一目でわかり、印象つけることが比較的簡単です。
またそれに加え、綺麗にスッキリデザインされたものは、
ちゃんと情報がまとめられている上、訴求ポイントを的確に押し出して、
よりわかりやすく見る人のことを考えられているため、ユーザーに見てもらえる確率が上がります。

3.様々なデザインが可能なので、よりターゲットを絞りやすい

例えば、女性が好むかわいいデザインや男性が好むかっこいいデザインなど、
見て欲しいターゲットに合わせて、デザインテイストを変えることができます。
それによって同じ物件でも色々なデザインができ、ターゲットを絞って広告をすることが可能です。

このように、物件広告(チラシやWEBなど)を色々な人に見てもらい、
少しでも印象付けることによって、集客に繋がることが考えられます。
なので上記の3つが主に広告デザインが反響に影響する理由となると言えます。

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不動産においてのデザイン広告にはどんな種類があるのか

不動産業界でデザインを組んで出す広告媒体は主にこの6種となります。

  • 1.チラシ
  • 2.サイト
  • 3.看板
  • 4.ポスター
  • 5.ディスプレイ広告
  • 6.雑誌・新聞広告

 

こんなに多くの媒体面がありますが、いずれも掲載サイズが限られています。
また、チラシやサイトなどは腰を据えてじっくり見ることができますが、
看板・ポスターは歩きがてら見かけることもあります。
そんな状態で目を止めてもらうためには、文字を羅列しても効果はありません。

例えば、「〇〇に新しい分譲地ができます」「WEBサイトがOPENしました」
「新しモデルハウスが完成しました」「相場より金額が安い」など、
どんなに魅力的な分譲地でも、広告媒体に合わせてデザインしないと意味がありません。
同じ内容の広告でも、看板では『いかに目立たせるか』
またWEB広告では『いかに少ない文字数で伝わるようにするか』などデザインの方法も変わります。
以上の理由から媒体ごとにデザインの作り方を考えることが必要となります。

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広告デザインBefore/Afterご紹介

それでは実際に、広告をなんとなく作ってみた画像と、そこから綺麗にデザインされたものをBefore/Afterの形で比較・ご紹介します。
パターンとしてWebの広告バナー(ディスプレイ広告)、とチラシでの例をご覧頂きます。

パターン1:Web広告(ディスプレイ広告)バナー

最近はスマホでなんでも検索できる時代です。
膨大な量の広告の中で、同じ条件の物件が2つ並んでいたらデザイン性に
優れたものをクリックしたいと思うはずです。

↓ 例えば下記の2つを比べてみましょう。

これはあるモデルハウスが新しくOPENした広告バナーです。

Aのバナー

NGデザインとその理由

①文字の大きさや書体バラバラ
この文字の大きさや書体・配置にした意図が感じられない

②写真も文字が被っていて写真の良さが出ていない
室内写真に文字が被っていて見えにくい

③写真のトリミングが悪い
アップにしすぎていて全体が全然見えない

④文字が小さくて見えにくい
バナーなのになんて書いているか読めない

OKデザインと訂正ポイント

ここで意識したことは、まず「強弱」です!
バナーなので、じっくり見るものを意識するのではなく、
パッと見てどこを目立たせたらいいのか?を
考え文字に強弱をつけるところから始めました。
その他に細かく意識して変更したことは下記の通りです。

①文字を見やすい大きさに調節する
文字の書体を合わせ、メリハリをつけ見やすくする

②写真を加工し見やすくする
そのまま配置するのではなく、必要であればトリミングをして見やすくする
また、室内のトリミングも画面いっぱいを埋めるのではなく、
室内全体が見やすくなるように配置する

③内容の優先順位をつける
今回はモデルハウスOPENがメインなので、駅分数や社名などは一番下に合わせ、
目立たせたい文字を大きく表示する

比べてもわかるようにBの方が見やすく
良いデザインに思えます。

POINT

□「強弱」をつけるときは思いっきり大きくすること!
□バナーなので文字数を減らせるところは減らし、
優先順位をつけ出来るだけ見やすくすること!

パターン2:折込用チラシ

チラシについてもバナーと同じで、
自宅のポストに溢れるたくさんのチラシの中から、
お客様に手にとってもらう必要があります。
文字の大きさや色などを派手にして、
とにかく目立つチラシというものもありますが、
デザイン性に優れたものの方が、内容も見やすく一度見て見たいと思うはずです。

また、下記の2つを比べてみましょう。

こちらもバナーと同様、モデルハウスが新しくOPENした内容のチラシです。

Aのチラシ

NGデザインとその理由

①文字の大きさ、書体がバラバラ
バナーと同じように、この文字の大きさや書体・配置にした意図が感じられない

②写真に文字が被っている
メインの室内写真に、文字が被っていて見えにくい

③変に空白がある
写真の間や文字の間に余白があり、整理されていない印象を受ける

④写真の大きさや文字の配置がバラバラ
この大きさや配置にした意図が感じられない

OKデザインと訂正ポイント

ここで意識したことは、
上記でも記載した「強弱」と「整列」「近接」です。
バナーと同じくチラシも
まず手にとって見てもらわないといけないので、
「文字や写真に強弱をつけること」
文字や写真がバラバラだと見にくいので、
「しっかり揃えて内容を整列させること」
「同じ種類の内容をまとめること」から始めました。

その他に細かく意識して変更したことは下記の通りです。

①文字を見やすい大きさに調節する
バナーと同様に文字の書体を合わせ、メリハリをつけ見やすくする

②目立たせるところを考える
モデルハウスOPENの他にも間取りの特徴を目立たせることによって
この図面のセールスポイントをわかりやすくする

③要素をまとめる
今回はモデルハウスがメインのチラシなので
アクセスや分譲の文言は下にまとめて見やすくする

④写真の大きさを整える
全て上にまとめることで見やすくする

⑤図面にも一工夫する
せっかくのモデルハウスの図面なので、少し手を加え
色や家具を配置したりすることで見栄えもよくなります。

比べてもわかるようにBの方が見やすく、わかりやすい
良いデザインに思えます。

POINT

□バナー同様「強弱」をつけるときは思いっきり大きくすること!
□写真は上に揃え、大小をつけて見やすく!
□「モデルハウス」「図面」「アクセス」「社名」は近接でまとめる!

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プロと素人のデザインの違い5つのポイント

上記の例のデザインはあくまでも要素をまとめて見やすくしたものです。
より効果を上げるためには、

物件の魅力をしっかり整理し、何を大きく訴求するのか、
それらをどのように配置するかを考えることが
「本当にデザインする」と言うことだと私は思います。

下記に何点か例をあげます。

■1.付加価値をつけること

例えば駅近で金額が高い物件でも「〇〇駅から徒歩0分」と駅が近いことを大きく出したり、
返済例を出せる場合はを出して「家賃並みの返済で新築が手に入る」など
「〇〇だけど〇〇だから」という一文を添えることで、
ただ金額を並べるよりターゲットの関心を引くことができます。

■2.立地によってターゲットが変わるので、それに合わせてデザインも変える

例えば、ファミリー向けの物件でも立地によって販売金額が大きく変わります。
こちらで大体の相場を把握して、安く購入できる立地の場合は、
1点目にあげた価格訴求や生活施設が徒歩圏内の場合は、
実際に暮らしてみて使用するスーパーや学校などを入れたり、環境訴求をします。

■3.季節を意識したデザインにすること

例えば、春だったら桜のイラストやランドセルを背負った小学生の写真入れてみたり、
夏にはビタミンカラーで構成したり、秋には、ハロウィンや紅葉のイラストを入れたり、
冬にはクリスマスのイラストなど、季節を意識したデザインにすることで、ターゲットの関心を引くことができます。

■4.写真の使い方を工夫する

区画数の多い分譲住宅や新築分譲マンションでは、モデルルームを1つは絶対に作ると思います。
分譲住宅などは何物件もモデルハウスを建てることはなく、すぐに販売するわけでもないので、
広告に同じ室内写真や外観写真を何ヶ月も使うことになります。

そうするといくらデザインを変えても使用している写真が同じであれば、
「またこのチラシやバナーか」とターゲットに思われ、飽きられてしまいます。

それを防ぐために、写真のアングルをこまめに変えるだけではなく、
人物を合成したりイラストやシルエットを合成したり、見せ方一つ変えるだけで全然違う雰囲気になるので
同じ現場の写真でも、マンネリ化せず長く使用できる上、デザインの幅も広がります。
以前に『広告の印象をがらりと変える、写真の見せ方とは!』という記事を書いているので
そちらも合わせてご覧ください。

■5.象徴的アイコンを使用する

分譲地が新しく発売するときや、モデルハウスが新しくオープンしたりするときの広告で、
ただ大きく文字だけを並べるだけでもいいですが、
よりデザイン的に印象付けて目を引くものにしたい場合に、
分譲地やモデルハウスにあった「ロゴマーク」を作ることがあります。
例えばこちらご覧ください。

こちらのチラシは、「カリブの海賊」もじった「バリブの家族」をロゴマークにしたものです。
このモデルハウスはバルコニーリビングがあり、
「Balcony+Living」で「BALIV(バリブ)」という造語を作り、
バルコニーでテントをはったり、ハンモックを置いたりして
寛げるということで冒険をコンセプトしたロゴマークです。
このようにモデルハウスのコンセプトに合わせたロゴマークもデザインできます。

上記のように「ロゴマーク」を作ることによって、アイキャッチにもなりターゲットに覚えてもらうことができます。
こちらも以前に『物件ロゴマークについて』『モデルハウスのロゴマークについて』という記事にを
書いているので詳しく知りたい方はご覧ください。

例にあげたのは5点だけですが、
様々な物件に応じて、これよりもたくさんのことを
考えながら試行錯誤してデザインをしています。

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まとめ『並べるだけがデザインではない』

ただ物件内容を並べるのではなく、+α追加することがデザインだと私は考えています。
クライアント様からいただい内容だけではなく、こちらでも実際に立地や相場などを調べて、デザインすることが
ターゲットの関心を引くことができ、何らかの「効果」を得られるのではないか思います。

私が主に手がけているのは不動産広告ですが、今回記事にしたことは不動産だけではなく、どのデザインにも当てはまると思います。

弊社では、不動産だけではなく様々な+αのデザインを行っていますので、
ぜひ一度WEBサイトやチラシ、パンフレットの製作事例をご覧ください。

こんな+αな不動産広告がしたい、
今あるデザインをもっとよくしたいなど、
ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

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