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公開日:2022.10.25 

不動産の最新Web集客の方法は?魅せる動的Webデザインのトレンドもご紹介

こんにちは。Webデザイナーの岩崎です。
コロナの影響により、不動産の集客方法も大きく変化してまいりました。最近のお客様の動向と、Webを使った集客方法についてご紹介させていただきます。

目 次

コロナ禍がもたらした、お客様による不動産情報の集め方の変化

コロナ禍を経て、ここ数年では家づくりを考えているお客様は住宅会社・工務店の見学会や展示場に気軽に立ち寄ることが減り、まずはインターネットを使って情報を集める傾向が高まったと言われています。

国土交通省が「令和3年度住宅市場動向調査」(※下記リンク参照)として発表した資料によりますと、「施工者・物件に関する情報収集方法」として下記の通りほとんどの世帯において、インターネットで情報収集をしてから検討するという結果が出ました。

【最多情報収集方法】
不動産の最多情報収集方法

上記のグラフから「インターネット」を使った情報収集の割合をピックアップすると下記のとおりになります。

◆注文住宅取得世帯…27.5%
◆分譲戸建住宅取得世帯…53.0%
◆分譲マンション取得世帯…58.6%
◆中古戸建住宅取得世帯…47.2%
◆中古マンション取得世帯…54.6%
◆民間賃貸住宅入居世帯…50.1%
◆リフォーム実施世帯…9.5%

※ 注文住宅の調査地域は全国、その他住宅は三大都市圏での調査

国土交通省「令和3年度住宅市場動向調査」
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001477550.pdf
(※P25 2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法 参照)

住宅会社や工務店・イベント・住宅展示場に足を運ぶ前に、お客様が会社の情報をよく調べて数を絞り、確認のために予約をして訪れるようなスタイルが定着しつつあるようです。

半数以上の世帯が、インターネットを入口として不動産情報を収集している今、大切になってくるのは自社サイトになります。多数ある競合他社の中で、この会社こそは家づくりをお願いしたいと選んでいただけるサイト作りは、どのようにすればよいのでしょうか。

アドコミでは、多数の不動産会社様のサイト運用の実績によるデータから、最近のWebサイトにおける重要コンテンツをアクセス解析により割り出しています。解析した結果をもとに良質のコンテンツ作りに取り組むことで、不動産の集客に結び付くページを作り上げていきましょう。

不動産Webサイト人気コンテンツ

【2022年度 不動産Webサイトにおける人気コンテンツ】
上位コンテンツ
◆施工事例
◆モデルハウス
◆家づくりのコンセプトやサービス紹介
◆ブログ

常に一定のアクセス数があるコンテンツ
◆会社概要
◆スタッフ紹介
◆お客様の声

人気の上位コンテンツについて

ほとんどのサイトにおいて、アクセス数の上位にあるのは「施工事例」ページでした。

行動フローを見てみると、検索エンジンからサイトを見つけ、まずトップページを表示した後に「施工事例」ページに流れたユーザーは、比較的離脱が少ないまま次のコンテンツを閲覧しています。

事例)

「施工事例」ページは、写真を見ただけで自分達の住みたい家の理想がそこにあるか、一目で直感的にわかります。このページ内に、美しい写真の数々や詳細(面積や竣工時期など)が見やすく表示されていると、より詳しい情報を求めて他のページも見てもらうことが出来るようです。

同様に、「モデルハウス」ページにも写真やコンセプトをわかりやすく掲載することにより、具体的な家づくりのイメージがしやすくなります。お客様が知らなかった技術面での優れた点を見つけることができ、より会社に興味を持っていただけるページでもあります。

「家づくりのコンセプトやサービス紹介」ページは、家づくりを検討しているお客様は気になる箇所をしっかり読んでおり、ページ滞在時間が伸びるコンテンツでもあります。

また、ブログも人気コンテンツのひとつであり、会社の最新のイベントや新しいモデルハウスの情報など、ある程度会社に興味を持った時点で見てもらえるコンテンツです。また、SEOの観点からもコンスタントに発信し続けることで新規顧客に見てもらえるチャンスが多いと言えるでしょう。

常に一定のアクセス数があるコンテンツについて

アクセス解析を見てみると、目立たないページがしっかり見られていることが分かる時があります。

例えば、「会社概要」のページなどはWebサイトを作るにあたって、テンプレートのように作成していることが多いのではないでしょうか。

ですが、このページは近年特に重要視されるようになったページでもあります。コロナの影響により、自宅でしっかりと事前に情報を精査してから住宅会社にアポイントを取るお客様が増えています。

住宅という金額の大きな買い物を目的としたお客様は、アポイントを取る会社がきちんと対応していただける、安心できる会社なのかを会社概要などのページを見て不安を取り除こうとしていると思われます。

「スタッフ紹介」ページも同様に、どのような人が働いていて、どのような技術や想いを持って携わっているのかを知り、住宅会社選定の気持ちを固めるようです。どのような会社においてもスタッフは随時入れ替わるものであり、更新頻度が高く個人情報の観点からも掲載に二の足を踏むクライアント様が非常に多いのも、このページの特徴です。

ですが、最初のアポイントを取る前に、ひとつずつ不安を解消して予約に辿り着くと考えると、スタッフ紹介もしっかりと作りこむことは有効な不動産顧客の集客になるでしょう。

また、「お客様の声」ページも準備が大変であるものの、人気があるコンテンツになります。実際に家を建てたお客様の声や家の紹介は、ただ口コミとして安心感を与えるためだけに作成するのではありません。

住まいは、建てた人のライフスタイルそのものを反映したものであり、人となりが伝わるものでもあります。これから家づくりを検討されているお客様は、自分と共通する部分のある雰囲気と家庭環境を持った人が建てた「お客様の声」を見て、親しみを持ちます。このくらいの規模や価格帯の雰囲気であれば、自分達にも建てられるだろう…と想像することができます。つまり、客層をつかむことが出来るコンテンツになるということです。

不動産の、魅せる動的Webデザインのトレンドは?

上記でご案内させていただいたとおり、主に重要になるコンテンツを把握していただけたかと思います。ここからは、具体的にページを魅力的に見せるための最新不動産 動的Webデザインのトレンドをご紹介させていただきます。

動的Webデザインとは、ページを表示すると動きの出るコンテンツになります。施工事例のようにたくさん写真を紹介したいページなどは、静的な写真以外にも動きを付けてスクロールさせたり、ムービーにするなどいくつかの魅力的な見せ方があります。

おすすめ!集客のための不動産Webデザイン

◆No.1 物件写真を並べて比較しやすくする方法

不動産のリノベーション物件などは、施工前のbefore画像と、施工後のafter画像を両方載せ、古かった物件が美しく生まれ変わった様子をより強力に見せることがあります。
そのような時に、ただ画像を並べるだけでなく、スライドバーを中央に設けて動きを付けることが出来ます。

◆No.2 タイルレイアウトで魅力的な写真を画面いっぱいに並べて見せる方法

思わず目を引くようなお洒落な家具を配した施工事例写真は、タイルのように画面いっぱいに並べて見せるのも、トレンドのひとつ。どこから見てみようかな…とワクワクしながらクリックすると、画像が拡大されて細部まで丁寧に見ることができます。

このレイアウトで重要なのは、縦の写真と横の写真を混ぜて高さにバラつきを出すことで、単調なイメージから動きが生まれている点です。ピンタレストのようにスクロールすることで次々物件画像が現れ、ページ間を移動せずに無駄なくお気に入りの施工事例を見つけることが出来るようになります。

◆No.3 人気の360度画像を取り入れて、臨場感を演出する方法

360度画像とは、その名の通り全方位360度を撮影した画像のことで、ツールを使うとまるでその物件の中に居るかのように周りを見渡すことが出来るものです。サンプルは、ひとつの部屋を写した360度画像ですが、まるで部屋の中心に居るような感覚を掴んでいただけると思います。

この360度画像は「空間」の表現に強く、物の配置や広さ・内装全体のデザインをより現実に近い形で認識ができるリッチコンテンツです。

アドコミでは、RICOH THETA(リコー シータ)のカメラで360度画像を撮影することができます。そしてRICOH THETAのツールを使用すると、物件全ての部屋を画像内で行き来することが出来るようになり、より実物の内覧に近い体験をしていただくことが可能になります。

▼アドコミでのRICOH THETA(リコー シータ)事例

~今日流行っている360°カメラとは?~

◆No.4 トップページなど、特定のページに施工事例画像をループさせて表示する方法

Googleなどの検索エンジンを通じてサイトを訪れたお客様に、魅力的な施工事例を見ていただきたい場合に有効なのが、スライド機能です。

よく開かれるトップページなどに施工事例のバナーを設置することも可能ですが、最新の施工事例を常に表示するように写真スライダーを設置すると、お客様はいつも新しい情報をすぐに見ることができます。

見慣れたバナーを長期間配置するより、動的に魅力あるコンテンツ作りができるのがスライダーの特徴です。

例のように、写真にはテキストやリンクを設置することが可能です。クリックして該当の施工事例ページに飛び、詳しい内容をお客様に見ていただくことで、施工事例のアクセス数にも反響が現れる、重要なコンテンツになります。

ここまで最新のWebトレンドを使った魅力的なサイト作りについてお話をしてきました。最近では、非常に多くのサイトで動きのあるコンテンツが導入されたことが大きな特徴です。そして、この動きこそがWebの魅力のひとつであり、特徴でもあります。

「Web」と「チラシ」などの紙媒体は、それぞれの特性を生かした集客をしましょう

不動産の集客においては、チラシやパンフレットや看板といった紙のツールが非常に効果をもたらしてきましたが、コロナ禍によってWebサイトでの集客に対しても、よりニーズが高まってきています。

どちらも地域などのターゲットを絞った集客が可能ですが、同じ「デザイン」と呼ばれるものでも特性が異なるものです。

チラシやパンフレットなどは、実際に手に取ってじっくりと読んでいただける、それ自体に価値のあるとても重みのあるツールです。細部にわたって情報整理を行い、レイアウトを整え、どこから見ても魅力的に見えるように作りこまれています。

Webサイトは、端末(スマートフォン・パソコン・タブレット等)や見る人の嗜好、時間、場所によって形を変える流動的なツールになります。A4サイズなどといったサイズ指定も存在しません。持っている端末のサイズによって、画面のサイズがどんどん変化していきます。キャッチコピーや説明文の改行位置は、端末のサイズによって変化します。また、フォントも端末によってインストールされているフォントが異なるため、見る人の環境によっては別のフォントが表示されることがあります。

また、ページにはボタンがあり、ツリー状にコンテンツが広がっていきます。コンテンツは増えていき、古いものは新しく書き換えられます。Webサイトはユーザーの動向を探り、目的へ誘導するように入念に設計されます。そして、ユーザーからコンタクトが取れるような仕組みも複数用意されています。このように、常に変化させながら運用を続けて利益を出していく仕組みが多数用意されています。

このような特徴を生かし、チラシやパンフレット・看板などの紙媒体で興味を持っていただいたお客様をWebに呼び込んだり、Webで呼び込んだお客様に見学会などで安心感を与えるパンフレットを配ったり、相互の利用でより効力のある集客を行うことができます。

アドコミでは、Web集客でのお悩みに対するご相談、新規Webサイト立ち上げ、リニューアル、キャンペーン告知、SNSなど様々な不動産集客について承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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