費用を抑えながらアクセス数アップ!費用対効果の高いSEO対策方法を徹底解説
こんにちは。アドランス運営事務局です。
今回は、長期的なリスト獲得やリード獲得へとつながる『SEO対策』についてご紹介します。
SEO対策とは、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略語で、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでユーザーがインターネット検索を行った際、その検索結果の上部に自社のWebページを掲載させるための対策の事を指します。
以前はGoogleとYahoo!は別々のシステムで、Google、Yahoo!での検索結果に違いがあったのですが(検索サービスとしては競合しているので当然といえば当然でした)2010年以降、Yahoo!はGoogleの検索エンジンとライセンス契約しカスタマイズして表示
https://japan.googleblog.com/2010/07/yahoo-japan.html
させているため、それぞれ独自のシステムで検索サービスを提供していた時代と違い現在ではGoogleの検索エンジンに対しての対策のみ意識しておけば大丈夫です。
今回はSEO対策の基本情報や対策方法、SEO対策をすることで得られるメリットなどについて解説します。
目次
SEO対策の基本情報
3つのSEO対策
SEOには大きく分けて「テクニカルSEO(内部施策)」「コンテンツSEO」「外部対策SEO」などの3つの方針があります。
テクニカルSEO
テクニカルSEO(内部施策)は上位表示させたいWebサイトのマークアップ(WEBサイトのHTMLファイルの記述)を整えることによって、Googleに対して対象のWEBサイトどういう内容の情報が提供されているか、どういったサイト構成になっているか、
などを理解しやすくしたり、重複するページなどの存在により検索結果が分散してしまっているのを正規化し整理するものです。
Webサイト内の内部構造を最適化して上位表示させるために分析・修正が重要になり、
重要度によって優先順位はさまざまな考え方がありますが、おおよそ30~50項目のチェックポイントがあります。
簡単に修正可能なものだとタイトルの見直し、h1~h3タグの見直しなどですが、修正にコーディングスキルが必要なものもあります。
一般的なWEB制作会社はSEOの見地からWEBサイト制作をするわけでなないので、出来上がったWEBサイトがSEO的に不利な状況になっている場合には、「指示書」を出し修正依頼をする必要があります。
コンテンツSEO
GoogleやYahoo!などの検索エンジンからユーザーが何かしらのキーワードを検索内容に合うコンテンツを自社のWebページに情報を掲載することで、よりユーザーの検索意図に合った、ユーザーにとっても満足感があるWebサイトを作成する施策を指します。
現在Googleが一番重要度の高い評価を与えるのがこのコンテンツの内容で、
WEBサイトのE-A-T(専門性・権威性・信頼性)の評価を高めることがコンテンツSEOの基本にして王道とされています。E-A-Tはサイト運営者なら知っていて当然の重要概念なので、詳しく解説します。
E-A-Tとは、Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)の頭文字をとった略語で、Google検索品質評価ガイドラインでも言及されているものです。
E-A-Tが高いと、WEBサイトに掲載されている情報が検索ユーザーにとって充実している=検索結果上位に掲出するにふさわしいWEBサイトという評価となり、検索順位にプラスの影響があります。ただし、具体的な影響度は測定不可で、その基準も明言はされていません。
コンテンツSEOは単に質の良いWEBコンテンツを作成すれば十分というわけではなく、よりユーザーの検索意図に寄り添いながらもE-A-Tを意識したコンテンツ制作を実施せねばなりません。
外部対策SEO
外部対策SEOは、外部からの被リンクを獲得するために行う施策を指します。
以前SEO対策として膨大な外部リンクを人工的に量産するような方法がとられ、質の低いコンテンツであっても検索上位に引き上げる方法(ブラックハットSEO)によってユーザーに良質な検索結果を提供できなくなる問題が起きたため、あからさまな低品質のバックリンクなどはSEO的にはマイナスに働くこともありますので注意です。
(低品質のバックリンクはGoogleSearchConsoleを用いて否認することも可能です)
現在有効な外部対策としては、ユーザーにSNSで取り上げられたり、商品や店舗、サービスのレビューなどで高評価を獲得することが挙げられるかも知れません。
これらは、直接SEO対策の評価に影響することはありませんが、自社のWebサイトに関する 好意的な引用や言及が増えることで、「サイテーション」獲得によるSEO効果が期待できます。
具体的なSEO対策方法
続いて、具体的なSEO対策方法をご紹介していきます。
具体的なSEO対策方法は以下になります。
- Webページの質を高める
- ページエクスペリエンスを高める
- URLの正規化を図る
- Webサイトの構造を整える
それでは、それぞれご紹介していきます。
Webページの質を高める
まずは自社が作成するWebページの質を高めることが重要です。
コンテンツの質が悪く、ユーザーが検索する意図を掴めていなければ、検索結果にて上位表示させることは難しいです。
まずは自社のサイトに足を運ぶユーザーが検索するであろう検索キーワードを調査し、検索ボリュームを確認するところから初めてみてください。
設定する検索キーワードのボリュームが少なければ、その分アクセス数を稼ぐことはできませんし、逆に集客を見込んで検索ボリュームが多いキーワードばかり設定してしまうと、ライバルサイトが多く、自社のWebページが上位表示させることが難しくなってしまいます。
そのため、まずはキーワードを選定することが重要となります。
初めてWebページを作成する場合の検索キーワードのボリュームは「~1,000」程度のものを選ぶと良いでしょう。
検索キーワードの選定がなかなかできない場合はGoogleのキーワードサジェスト機能や検索結果から表示される類似キーワードを調査して決めることをおすすめします。
ページエクスペリエンスを高める
ページエクスペリエンスとは、Webページの見やすさや操作性、表示される速度などを評価するシグナルを指します。
Googleでは、ページエクスペリエンスの評価は重要な項目の一つとして設定されており、検索上位表示を目指すならページエクスペリエンスの評価を高めることは重要なポイントの一つです。
ページエクスペリエンスはGoogle Search Consoleから確認することができ、「良好URL」の数値が100%を超えていると評価が良いということとなります。
100%に全然届かない場合は、できるだけ100%に近づけるようにWebサイトを改善しましょう。
URLの正規化を図る
SEO対策の一つの施策として、WebサイトのURLの正規化があります。
Webサイトを作成する場合、似たような複数のURLで各ページが表示されることが多いです。
複数のWebページのURLを一つのURLに統一することで、検索エンジンの最適化における評価が各ページに分散されることを防ぎ、全てのページの評価を上げることができます。
Webサイトの構造を整える
Webサイトの構造を整えることも重要なポイントです。
例えば、ユーザーに寄り添ったWebサイトにするために、結論ファーストで記載することや、見出しタグであるh1~h6までの見出しを各順番に設定したり、h1では自社が設定したキーワードを取り入れた見出しにするなど、サイト全体を最適化することで、評価を上げることも可能になります。
SEOのメリット
- 中長期的な費用対効果が優れている
- 自社のブランディングができる
- 検索広告に比べてユーザーの信頼性が高い傾向がある
それでは、それぞれご紹介していきます。
中長期的な費用対効果が優れている
SEO対策の他に、リスティング広告などを導入すれば、SEO対策の知識がなくても検索画面の上部にWebページを表示させることができます。
しかし、リスティングでは広告を掲載するためには費用がかかってしまい、広告掲載を停止したとたんにその流入もゼロになります。
一度上位表示されたものが1日2日で検索上位から表示されなくなることもありませんので、比較的効果の持続が期待できると考えられます。
また、SEO対策をしたWebページが検索結果の上位に表示される期間が長ければ長いほど、費用対効果はどんどん高まっていきます。
自社のブランディングができる
ユーザーが検索するキーワードから表示されるWebサイトやコーポレートサイトは、より多くのユーザーの目に留まることが期待できます。
Webページに掲載されているコラムコンテンツを通じて自社のとりくみや商品の優位性、社員のカルチャーなど、より詳しく理解してもらうことで、結果的に自社サイトのブランド価値の向上などの効果が期待できます。
購買意欲が高いユーザーを集客できる
基本的に何かしらの検索ワードからたどり着くWebサイトでは、自分の悩みを解決したいことがあるユーザーや、知りたいことに対して情報収集したくて検索することが多いです。
リスティング広告などはやはり商品を買っていただくための内容に特化しているのがほとんどなので、「コマーシャル=良い面しか書かれていない」という風に受け取ってしまうユーザーも一定数存在します。
逆に、Googleが検索結果で上位にあげているWEBサイトであれば、「Googleが推奨している=情報提供が正しく充実している」という前提でユーザーがサイトに訪問することが期待できます。
SEOのデメリット
続いて、SEOのデメリットをご紹介していきます。
SEOのデメリットは以下になります。
- 効果が得られるまでに時間がかかる
- 丸定期的に更新する必要がある
- アルゴリズムの変動がある
効果が得られるまでに時間がかかる
SEO対策をする場合、これをこうすれば必ず上位表示できるという決まりはありません。
特に初めてWebサイトを作成し、SEO対策を導入する場合は、自分のしていることが本当に効果が得られることなのかがわからないため、途中で挫折してしまう人も多いです。
自分がSEO対策のために様々な施策を取り入れても、結果的に順位が下がってしまうこともあります。
ある程度知識や実績のある人であれば上位表示させることも可能ですが、SEO未経験の人にとってはなかなか難しくて、心が折れる作業が続く場合があります。
定期的に更新する必要がある
検索ボリュームが少ないキーワードであればそこまで気にすることもないかと思いますが、検索ボリュームが大きいキーワードほどライバルサイトが多く、仮に自社のWebサイトが上位表示された後に、そのままWebサイトを放置していると、だんだん検索順位が下がってしまうこともあります。
Googleに評価されるためには、Webサイトの更新頻度なども重要な項目となるため、上位表示された後でも定期的に更新する必要があります。
アルゴリズムの変動がある
Googleは特に突然アップデートされることがあり、アップデート前に表示されていたWebサイトがいきなり検索上位に表示されなくなるということもあります。
アップデートはいつくるかわからなく、万が一アップデートで検索上位に表示されなくなった場合はWebサイトを大きく改善する必要があります。
より詳しい資料は、下記の資料ダウンロードボタンよりお問い合わせください。
SEOの成果観測を確認して改善しよう
SEO対策を行った後は、その成果を確認し、次の施策に活かしていくことが重要です。
ここからは、SEOにおける各種指標のデータを確認するために重要となるツールをご紹介します。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスでは、「流入率」「PV数」「離脱率」「コンバージョン数」などの確認でき、Webサイトを上位表示させるための改善に役立ちます。
Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールでは、「検索クエリ」「インデックス数」「内部・外部リンク数」「クロールエラー」などを確認することができます。
GoogleアナリティクスはWEBサイトにアクセスしたユーザー側の視点(行動)を通じてWEBサイトの状況確認するためのツール、
サーチコンソールは検索結果などを通じてGoogle側の視点でWEBサイトの状況確認するためのツール、という違いを理解しておいてください。
順位チェックツール
順位チェックツールは実際に平均掲載順位や検索クエリごとの順位を確認することができるため、順位を確認したうえで、改善することが可能です。
順位チェックツールには「順位取得サイトタイプ」「クラウドタイプ」「ダウンロードタイプ」の3種類があります。
順位取得サイトタイプはWebサイトのURLと対象となるキーワードを入力することで、簡単にWebサイトの順位を確認することができますが、定期的に取得しないと過去にさかのぼって推移を確認することはできません。
クラウドタイプの場合はキーワードを複数登録することができ、電源が繋がっていない状態でも検索順位を確認することができます。
ただし、有料プランの場合は比較的提供価格が高額になるというデメリットがあります。
ダウンロードタイプはパソコンで簡単に検索順位の結果をダウンロードすることができます。
また、一度に複数のキーワードを登録して検索順位を確認することができますが、アプリを起動しわすれると順位を取得することができないというデメリットがあります。
まとめ
今回はSEO対策の基本情報や対策方法、SEO対策をすることで得られるメリットなどについて解説しました。
SEO対策は基本的にWebサイトを作成し、上位表示させるために必要な施策です。
商品やサービスをECサイトなどで販売している場合、自社のWebサイトが上位表示させることができれば、その分会社の利益にも直結しますし、逆に最低限の状態(内部施策すら放置されている状態)だと、いかに良い商品、サービスであってもユーザーに情報が届きにくい環境になるため、WEBプロモーションの中でも優先度が高い施策と言えます。
SEO対策の本質はWEBサイト上のユーザー体験の向上(ユーザーに対してより良い情報を提供し続ける、ユーザーから良い評価を得られるようそもそもの提供価値を高める)ことです。
自社サイトのアクセス状況を正しく知っておくのと同時に、自社の顧客、ユーザーに対しての理解度を深め、親和性の高いコンテンツを用意しておくことを意識してみてください。
SEO対策の本質はWEBサイト上のユーザー体験の向上(ユーザーに対してより良い情報を提供し続ける、ユーザーから良い評価を得られるようそもそもの提供価値を高める)ことです。
自社サイトのアクセス状況を正しく知っておくのと同時に、自社の顧客、ユーザーに対しての理解度を深め、親和性の高いコンテンツを用意しておくことを意識してみてください。