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公開日:2021.11.29 最終更新日:2021.12.23

Google analyticsの罠?

Google analyticsの罠?

さて!今回のテーマは「Google analyticsの罠」です。

罠と書くと怖い表現なのですが、あまり鵜呑みにしないで行こうとうことです。

【目次】

1.滞在時間0秒の理由
2.関西商圏がメインなのに東京からセッションがある?
5.まとめ

滞在時間0秒の理由

Googleアナリティクスを見ていると、平均ページ滞在時間が0秒が存在します。
ページを訪れた方がユーザーが0秒で離脱してしまうからではありません。原因はGoogleアナリティクスの計測方法にあります。

Google Analyticsのヘルプページを見ると、滞在時間の算出方法は以下のようになっています。

エンゲージメント ヒットがない場合
最後のページにエンゲージメント ヒットがない場合、継続時間は以下のように算出されます。

最後のページでの最初のヒットの時間 – 最初のページでの最初のヒットの時間

例:
ページ 1: 最初のヒットが午前 10 時
ページ 2: 最初のヒットが午前 10 時 5 分
ページ 3: 最初のヒットが午前 10 時 10 分
午前 10 時 10 分 – 午前 10 時 = セッションの継続時間 10 分(600 秒)

訪問時の平均滞在時間(Google Analyticsヘルプ)

Google Analyticsの滞在時間の算出方法
「ユーザー1人あたりの滞在時間=最後にアクセスしたページの時間 – 最初にアクセスしたページの時間」
つまり上記の場合は滞在時間が10分となります。

ここから考えられる事は2ページ以上のページをユーザーの滞在時間が分からない、ということです。
つまり直帰率100%のページは滞在時間を出していません。

そこで、Google Analyticsでは滞在時間がわからないページを、次のようなルールで算出しています。

●離脱(2ページ以上閲覧された場合の最後の閲覧ページ)は、集計から外す
●直帰(1ページのみの訪問)は、滞在時間を0秒として、集計に組み入れる

「離脱」は複数ページを見てからサイトから出て行った場合
「直帰」はユーザーがサイトにやって来て、1ページだけ見てサイトから出て行った場合
このため、「滞在時間0秒」という現象が起きます。

特に平均滞在時間は0秒の滞在時間も含めて平均値を算出するので実際の滞在時間より短くデータとして表示されます。

関西商圏がメインなのに東京からセッションがある?

こちらは答えから言いますと、そもそもGoogle Analyticsの地域データは正確性に欠ける。

Google Analyticsは、IPアドレスを元に地域データを出してます。
実はこのIPアドレスでの地域情報は100%正確ではありません。

地域データのインポート
Google アナリティクスでは、市区町村、国、大陸などの多くの地域ディメンションを利用できます。こうしたディメンションの値はヒットの IP アドレスから自動的に抽出されるため便利ではありますが、次のようなデメリットもあります。

IP から導き出した地域情報は必ずしも正確ではない。
標準的な地域ディメンションの値はユーザーの言語に翻訳されるので、他の言語や他のツールを使用するユーザーとはデータの共有が難しいこともある。
事業活動は必ずしも国や行政区分の単位で行われるわけではない。たとえば、北米では複数の州を東部、中部、西部にグループ分けしてビジネスを展開する場合がある。ヨーロッパでは北欧、中欧、南欧などの区分が考えられる。

Google Analytics公式からも正確性がないと明言しています。

まとめ

データ自体に正確性が無いものや全体母数が少ない場合、解析データから除外しないと
不毛な議論だけが起こりえます。
つまり、解析に関しては正確で信憑性のあるもを元に分析を行う必要がありますので
微小な詳細データではなく全体を適正な切り分けを行いネクストアクションに繋げる施策が必要となります。

次回は、解析よりネクストアクションの事例を紹介をしていければと思います。

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