BLOG

不動産広告

公開日:2020.11.13 最終更新日:2022.05.19

【2022年5月更新】不動産広告Q&A【徒歩○分?編】

島田です。
今回何を書こうかなと考えたのですが、前回に引き続き、不動産広告Q&A。距離編です。
不動産会社にお勤めの方は徒歩1分=80mという数式はご存知だと思いますが、これについて色々書いてみようと思います。
もしかして、思い違いされている事項があるかもしれませんよ。

 

不動産広告Q&A。距離編スタート

Q:なぜ徒歩1分=80mなの?=100mの方が良いのでは?

A:公取で決まっています。
こちらについては不動産公正取引協議会(公取)が定めている「不動産の表示に関する公正競争規約実施細則」の第5章にあります。

徒歩による所要時間は、道路距離80メートルにつき1分間を要するものとして算出した数値を表示すること。この場合において、1分未満の端数が生じたときは、1分として算出すること。

100mだと分かりやすいですし、80mより短い分数での表示が出来そうですが、徒歩1分=80mは公取で決まっている定義なのです。
あと、小数点以下を切り捨てて表示される会社様も見受けられますが(しかも意外に多い…)、小数点以下は繰り上げです。
例えば家から300m先の学校の場合の分数を出してみましょう
300÷80=3.75。なので徒歩3分と書いてしまっては間違いとなります。
300mあるうち、3分で辿り着ける距離は240m。学校まであと60m足りませんので、徒歩3分では辿り着く事が出来ません。端数繰り上げで徒歩4分が正解です
徒歩○分というのは「○分かかる」というより「○分以内に辿り着く」という解釈の方がいいかもしれませんね。
ちなみにですが、自転車での距離については公取は定めていませんので、自転車での分数を入れる場合は、1分=○mと何処かに書いておく必要があります。

Q:地図の測定は直線距離で良い?

A:もちろんNO!
実はたまに聞かれます。直線距離で測定したものを徒歩分数として出さないで下さい。
分かりやすく図にしたものがあります。OsakaMetro堺筋線北浜駅(2号出口)からアドコミのあるビルの入り口までの直線距離です。


これ、どうやってビルをこんな風に通り抜けて歩けと……?普通に考えて、こんな測定は無効です。無効!
という事で当然ですが、実際に利用できる道路を通ったルートで測定してください。


アドコミは堺筋線北浜駅(2号出口)から徒歩3分ですよ!

Q:信号待ちや踏切があるところはどれだけの猶予を持てば良い?

A:それらは考えなくても良いです。
信号待ち、踏切、坂道による加減速・停止などは距離測定に於いて考慮しなくてもいいです。
注釈として「信号待ち・踏切などは考慮しておりません」という一文があった方が親切です。

Q:ちゃんと道路距離で測って「徒歩○分」と表示したのに、これではダメだと言われた。何故?

A:分数のみは不当表示となります。→2022年9月より分数のみも可
実はここで引っ掛かってしまう会社様は結構いらっしゃいます。不動産公取の場合、徒歩分数だけは不当表示に当たります。スーパー、学校、銀行、公園…etc。生活施設に徒歩○分と入れるなら、距離も一緒に入れてください(距離のみでもOK)。
但し、一つだけ例外があります。それは「駅」。
これについては徒歩分数のみで距離表示がなくても、特に不動産公取に怒られる事はありません。

↑駅だけは徒歩○分だけでもOK!

【2022年5月更新】
規約改正により、2022年9月1日からは、分数のみの表示でも可能になりました。(但し、複数区画の場合、一番近いところと一番遠いところを併記するように変更となります)
改正規約についてのエントリーもご用意しておりますので、ぜひご覧ください。

【参照記事】【2022年版】不動産公取規約改正!!広告の分数表示が変わる!?変更点とポイントを解説

 

アドコミではこの辺りちゃんとやりますよ!

分譲地などの物件情報をクライアント様から頂いた時、アドコミはそれに合わせて色々動きます。
実際に現場に行って周辺の様子を見たり、物件コンセプトを考えたり、広告ビジュアルを創出したり。
その辺の一連の流れについては下記の過去記事をどうぞ。

【過去記事】必見!大規模な「新築戸建分譲」事例

そして、現場周りにどんな施設がある?とか、どの位かかる?などの周辺施設をピックアップし、距離測定もやって物件データを用意します。
その際、チラシやパンフなどには公取に注意を受けないよう、ちゃんと距離も載せて作っています。
不動産広告代理店をお探しの方、是非一度アドコミにお問い合わせください。

Twitter・Facebookでもブログ更新情報+αを配信中!フォローお願いします!


インスタもやってます。こちらもぜひ!
Instagram

アイコンサイト内検索

アイコン関連タグ

お問い合わせCONTACT

お見積もりのご依頼やご質問等、お気軽にどうぞ。