不動産会社の養生シートの選び方!広告効果と実用性のバランスについて
不動産会社にとって、養生シートは建築に欠かせないアイテムでありつつ、広告としての効果もある優れものです。
素材をどのように選ぶことができるのか、広告効果と実用性のバランスの点から解説します。
また、理想通りの養生シートを注文するポイントについても見ていきましょう。
目次
養生シートとは?
養生シートとは、建設現場などで床や建具を傷や汚れから守るシートのことです。
例えば、リフォーム工事を行う場合、工事を行う部分以外は傷をつけないように守る必要があります。
養生シートで工事対象の場所以外を覆い、傷や汚れから守ることができるでしょう。
また、建築中の戸建て住宅やマンション全体を養生シートで覆い、近隣の住宅にホコリなどが飛び散らないようにすることもあります。
養生シートはどこに使うか、また、何を目的とするかによって次の種類に分類することができるでしょう。
- 床養生シート:床を傷つけないように用いる。建設現場だけでなく引っ越しの際にも使う。
- 野積養生シート:屋外にモノを置くときに用いる。直射日光や雨を避ける。
- 壁面養生シート:建設現場で壁の保護に用いる。
- コンクリート養生シート:乾燥や凍結防止に用いる。雨を避ける目的もある。
他にもさまざまな種類に分類することができます。
なお、養生とは「本来の姿を保つために保護すること」という意味の言葉です。
人を対象とするときは健康でいられるようにすること、病気やケガから回復するように努力することを指します。
一方、建設や引っ越しにおいては、周囲に傷や汚れがつかないように保護することを指すことが一般的です。
足場シートとの違い
足場に敷く養生シートを「足場シート」と呼ぶことがあります。足場には目の詰まったシートだけでなく、ネット上のものを用いることも少なくありません。
落下防止を目的として足場シートを敷く場合には、万が一落下したときに備えて強度の高いものが必要です。
ネット状のものを選ぶ場合にも、相応の強度が求められるでしょう。
養生シートの種類別特徴
養生シートの主な種類としては、次の3つを挙げることができます。
- ターポリン(薄手)
- ターポリン(厚手)
- メッシュターポリン
それぞれの素材の特徴、選ぶときの注意点などについて見ていきましょう。
ターポリン(薄手)
ターポリン(薄手)は、建設現場での足場シートなどにも用いる養生シートです。
印刷の仕上がりがよいので、建築中の建物を覆って不動産会社などの広告に用いることができます。
メッシュ素材とは異なり風を通さないため、強風にあおられると破損する可能性があるでしょう。
しかし、養生シート内で生じたホコリを拡散しないので、近隣の環境を守る効果も期待できます。
ターポリン(薄手)は屋外での使用に適した素材です。
耐久性に優れるだけでなく耐水性にも優れるので、雨が多い時期にも活用できます。
また、安価なので、大きなシートを作成するときにも適しているといえるでしょう。
ターポリン(厚手)
ターポリン(厚手)も、建設現場での足場シートなどに用いられることが多い養生シートです。
印刷の仕上がりがよく、耐久性もあるので、工事が長引く場合でも文字やイラストが鮮やかなまま維持されます。
ターポリン(薄手)と同じく風を通さないため、強風にあおられると破損することがありますが、ターポリン(薄手)より素材が丈夫なので、破損のリスクも比較的低いでしょう。
また、耐水性にも優れるので、長期間屋外に放置することも可能です。
ただし、ターポリン(厚手)は厚みがあるので重く、特に建築中の建物を覆うなどの大きなシートは持ち運びが大変になります。
養生シートの面積によっては、ターポリン(薄手)のほうが適しているケースもあるでしょう。
メッシュターポリン
メッシュターポリンは、ターポリンの素材でできたメッシュタイプの養生シートです。風通しが良いのであおられにくく、破損しにくい点がメリットといえます。
例えば、強風にあおられることが多い高層マンションの高層部などは、メッシュターポリンを用いるほうがよいでしょう。
なお、メッシュターポリンも印刷して不動産会社の広告などに用いることができます。
しかし、視認性が低く、角度や明るさによっては見づらくなることがあるので注意しましょう。
より詳しい資料は、下記の資料ダウンロードボタンよりお問合せください。
養生シートの制作依頼ポイント
養生シートは市販のものを用いることもできますが、大きさや素材、色などを決めてオーダーすることも可能です。
また、不動産広告などとしても用いるときは、養生シートの印刷を請け負っている業者に依頼できます。
業者に養生シートの制作を依頼するときは、次の6つのポイントを正確に指定しましょうそうすることで、理想の養生シートに仕上がります。
- デザイン
- 素材
- サイズ
- 納期
- 枚数
- 付属品
それぞれのポイントにおいて、注意すべき点や注文のコツについて見ていきましょう。
デザイン
養生シートを不動産広告として用いるなら、デザインは重要なポイントといえます。
遠くから見たときにもパッと目を惹くこと、また、街の雰囲気に溶け込むこと、何の広告かすぐに伝わることなども意識してデザインを考えていきましょう。
養生シートのデザインは、文字やイラスト、写真などを組み合わせて作ります。
社名やロゴ、問い合わせ先の電話番号も記載すれば、さらに広告効果は高まるでしょう。
業者によっては、注文後のデザイン修正に対応していることもあります。
ただし、修正を依頼するタイミングによってはペナルティが発生する可能性があるので、注文前にデザインを詳細に決定しておくようにしましょう。
素材
養生シートの素材を選びます。素材は基本的にはターポリンですが、厚手にするのか薄手にするのか、あるいはメッシュ素材にするのかによって耐久性や価格が変わるので注意しましょう。
なお、一般的なターポリンとメッシュターポリンでは、重さが約2倍異なります。
メッシュターポリンにすることで軽量化が図れるので、大判の養生シートを作るときには向いているかもしれません。
また、メッシュターポリンは風を通すので風が強くなりやすい高い場所でもあおられにくく、破損しにくいという特徴を持ちます。
広告効果を期待する場合には視認性は重要ですが、安全性のほうがより優先する必要があるため、カラーやデザインなどを工夫し、離れた場所からでも見やすくなるようにしましょう。
サイズ
依頼する業者にもよりますが、広告を印刷できる養生シートのサイズは限られていることがあります。
建物の大きさや期待する広告効果を考えたうえで、サイズを選びましょう。
なお、印刷をしない養生シートのサイズについては、細かく選べることが一般的です。
広告用の養生シート以外にも注文する場合は、足場の幅などに合わせて選ぶようにしましょう。
納期
養生シートの印刷に対応している業者の中には、納期を選択できるものもあります。
業者によっても差はありますが、早くて3日程度で発送できるところもあるので、急いでいるときは納期に着目して選びましょう。
ただし、短期間での発送を選ぶと、価格が割高になることもあります。特に急いでいないときは、納期は長めに設定するようにしましょう。
例えば、通常であれば1週間での発送のところを3日に短縮するように依頼すると、料金が2割程度高額になることがあります。
枚数
1回に注文する養生シートの枚数が多いと、1枚あたりの価格が割安になるかもしれません。業者によっても異なりますが、1枚だけ注文するよりも50枚まとめて注文するほうが、価格が2/3程度になることがあります。
養生シートは耐久性はあるものの、劣化して使えなくなることもあるので、極力まとめて注文するようにしましょう。
付属品
養生シートを足場の単管に取り付ける際には、ロープなどの付属品が必要です。
養生シートを注文するときには、付属品をつけてもらうこともできます。
養生シートと別に購入するよりも割安な価格で購入できることもあるので、必要であれば付属品も注文しましょう。
【活用事例】注文住宅事業を近隣にアプローチする!
ここでは、注文住宅での活用事例をご紹介します。下記の写真の様に現地での養生シートデザインを掲げる事で、近隣にお住まいの見込み顧客に対し、告知効果が見込めます。
高い位置に掲出される為、視認性が高く、近隣に対する認知は勿論、建物の特徴やイメージを伝えやすく、中長期的なエリアのブランディングにも繋がります。
費用も敷地内での掲出により媒体費用が掛からないばかりか、設置費用も施工業者様のご協力により無償で設置できる利点が有ります。
更に施工日程が比較的短期の掲出であっても、次の現場での使い回しが利く点もお勧めできるポイントです。
ご検討の際は、是非私たちにご相談ください。