新型コロナウィルスとともに暮らす。
こんにちは、制作の木村です。
まだ油断のできない状況は続いているものの、
大阪では新型コロナウィルスの状況も一段落したような感じもあります。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
緊急事態宣言中は、弊社でも多くの会社と同じように、
一部の社員はリモートワークを行なっておりました。

元々弊社ではリモートワークをしている社員もいたため、
大きく慌てることはなかったのですが、
社内の半分以上がリモートワークとなると、
仕事を進めていく中で弊害というか難しさも感じました。
またニュースなどでもよく取り上げられていますが、
急にリモートワークをすることになったとしても、
いったい家の中のどこで仕事をすればいいのかと
困った人も多いのではないでしょうか。

ご家族と暮らしていれば、リビングで仕事をしていてもお子さまの世話をしなければいけなかったり、
テレビ会議の最中にお子さまが部屋に入ってきたりといったことが話題に上がっていましたし、
ワンルームマンションにひとり暮らしの方であれば、そもそも部屋の中に作業スペースがないなど、
いままで気づかなかった住まいの問題点が出てきたようです。
住まい探しにも大きな影響を及ぼす。
これまで不動産業界で大切と言われてきた3つのP「Price(価格)・Place(立地)・Plan(間取り)」ですが、
リモートワークが広がっていけばお客様が重視する内容にも変化が出てくるかもしれません。
Place(立地)ですが、今までは通勤のことを考えて都心へのアクセスを考慮し駅近物件が良いとされてきたものが、
週に1回や月に1回と出社する回数が減れば、駅へのアクセスの良さは優先度が下がりますよね。
そうなれば、どんなに便利でも駅近を優先して多少狭い家で暮らすよりも、
スーパーや病院など生活環境が整っているならば、
駅からは少し離れても広い家の需要が上がるかもしれません。
またPlan(間取り)についても、各居室にゆったりとした広さを確保できる3LDKよりも、
各居室が少し狭くなったとしても部屋数の確保や書斎のある間取りのニーズが増えることも考えられます。
Price(価格)に関しては、都心へのアクセスを最優先で多少の狭さには目を瞑るか、
駅から離れても広い家で暮らすかという単純な比較ではなく、
その価格の妥当性をよりシビアに検討される気がします。
これからも都心・駅近住戸の需要が減少するとは思いませんが、
間取りや設備など自由度の高い戸建ての需要は増加していくのではないでしょうか。

同じ間取りであっても、暮らし方・使い方を示してあげることで興味を持っていただけるかもしれません。
これからも業界の動向も踏まえた上で、時代にあったご提案をさせていただきます。