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2022/01/21 最終更新日:2023/12/11
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SNS広告運用の方法と成果を出すポイントを解説

SNS広告運用の方法と成果を出すポイントを解説
編集者:C3

スマホやタブレットなどのモバイル端末を利用するユーザーが多くなった現代では、広告活動にSNSを利用することは欠かせなくなりました。

この記事では、各SNSの特徴を活かしながら広告運用する方法をご紹介します。

目次

  1. SNS広告運用とは
  2. SNS広告運用のメリット
  3. 広告運用できるSNSの特徴
  4. SNS広告運用の方法
  5. SNS広告運用のチェックポイント
  6. 不動産におけるSNS広告を有効活用する方法
  7. 不動産広告においてSNS広告の役割は「ブランディングの基本」
  8. まとめ

SNS広告運用とは

SNSを利用した広告活動は、数あるWebマーケティングの1つです。

TwitterやFacebookなどのSNSに広告を投稿する活動はもちろん、企業の公式アカウントから情報を発信することも、広い意味でSNS広告運用に含まれます。

電通報によると、2020年に発信されたインターネット広告のうち3割以上がSNS広告で、前年比116%と成長しています。

また電通グループでは、2021年にはSNS広告が23%増えると予想しており、2022年にはさらなる増加が見込まれています。

SNS広告はコロナ禍の影響もあって、企業の広告活動において重要なポジションを確保しています。

運用方法には多くの種類があり、インフィード広告・ディスプレイ広告・タイアップ広告などが代表的です。

SNS広告運用のメリット

的確なターゲティングが可能

SNS広告が他の広告に比べて特に優れている点は、高精度のターゲティングが可能なことです。

その要因となっているのは、ユーザーが公表しているプロフィールや、「いいね!」などのアクションから分析できる興味・関心です。

元々はコミュニケーションツールであるSNSには、ユーザーのプロフィールに年齢・性別・居住地・職業・趣味などの個人情報が記載されていることがあります。

それに加えて、ユーザーがどのような情報に興味を示しているかが「いいね!」やコメント・訪問履歴・検索履歴として残ります。

これらのデータをもとに、広告を配信するプラットフォームのAIがユーザーの興味・関心を分析し、的確な広告を表示します。

AIはデータが増えるほどに傾向を学習していくので、広告配信の精度はますます上がっていきます。

それと同時に、商品に興味のない顧客に広告を配信するミスマッチも防止できるのです。

潜在的な顧客の開拓に強い

SNS広告は、まだ購入意欲がそれほど高くない潜在層に対して、購入を検討する顕在層にまで引き上げる強みがあります。

顕在層のようにECサイトに自分から訪問する顧客は、すでに購入を検討している場合が多いですが、潜在層に比べると人数が少ないため顧客の争奪戦になります。

潜在層は、まだ商品の情報収集をしていない段階、比較検討などの意識が無い段階です。

顕在層に比べるとはるかに人数が多く、まだ自分自身のニーズも明確でない状態の人も多いので、SNSを通じて認知を獲得し、気づきを与えることで顧客獲得につながるチャンスがあります。

潜在層となっているユーザーが各SNSに公表しているプロフィールや、訪問履歴などからシステムのAIに分析され、適切なSNS広告が表示されます。

これにより、自身のニーズを自覚していない潜在層の購入意欲をも高めることができるのです。

コミュニケーションによるファンの開拓

SNS広告は、企業が公式アカウントを開設して商品やサービスの情報を発信することも重要ですが、そのアカウントを利用して顧客と直接コミュニケーションができることもメリットです。

TwitterやFacebookなどのSNSには、気になるアカウントをフォローしたり、友達登録する機能があります。

また、他者の投稿に対して「いいね!」をつけたり、コメントを残すことができます。

SNSの普及によってコミュニケーションが取りやすくなり、企業と顧客の距離感が近くなりました。

顧客から見て企業に親しみやすくなったうえに、生の情報を得られるメリットがあります。

企業にとってもSNS上でのコミュニケーションがファンの開拓につながるのです。

また、最近は企業のSDGs・ESG推進の動きが高まっています。

社会貢献のための取り組みを発信しブランドイメージを醸成するためにSNSを通じてコミュニケーションを図る企業が増えてきています。

高い費用対効果

SNS広告は初期に高額な費用をかけなくても開始できることもメリットです。

例えばFacebookとInstagramは広告を投稿するのに1日あたり約100円、LINE広告はクリック制の場合24円から配信可能です。

Twitterは最低金額が設けられておらず、さらに安い金額でも広告を配信できます。

SNS広告の仕組みは、ユーザーがクリックやいいね!などのアクションを起こした数で費用が決まるようになっています。

シンプルで効率が良いため、費用と手間をあまりかけなくても一定の成果が期待できます。

さらに、ハッシュタグなどによりユーザー側からも興味のある情報に自らアプローチできます。

今や若年層ユーザーはGoogleやAmazonの検索より先に、まずハッシュタグで興味のあるキーワードを検索するということも増えているので、広告や商品情報を見てもらいやすいという点からも、SNS広告は商品の成約につながりやすいと言えます。

広告運用できるSNSの特徴

Twitter

Twitterは比較的若い世代のユーザーが多く、短文の投稿が中心のSNSですが、リアルタイム性と拡散力の高さが特徴で、顧客に生の情報を届けることにおいて強みを持っています。

ユーザーの本名など、詳細な個人情報は明かされていないことがほとんどですが、アクションによって興味・関心を分析でき、ターゲティングに活かせます。

コミュニケーションツールとしても優れており、ツイートに「いいね!」やコメントをしたり、他者のツイートをフォローすることによって簡単に横のつながりを作れます。

これが企業と顧客という関係においてもコミュニケーションに大いに活かされ、ファンの獲得にもつながっています。

Twitterで行える広告活動は、プロモツイート・プロモアカウント・プロモトレンドなど複数存在しています。

ユーザーが閲覧している画面に自然な形で表示されるので違和感なく受け入れられるだけではなく、ユーザーによって広告をリツイートしてもらえるなどの二次的効果もあります。

【関連記事】Twitter広告について解説。効率的な運用方法や導入メリット

Facebook

Facebookは比較的年齢層の高いユーザーが多く、実名登録を基本としており、年齢・性別・居住地・職業・経歴・趣味などがプロフィールとして登録されています。

それらの個人情報に加えて、いいね!・コメント・シェアなどのアクションを参考データとして分析し、精度の高いターゲティングが行えます。

またFacebookはビジネスシーンで利用されていることが多く、BtoB広告に強いことも特徴です。

広告の配信先も豊富で、Facebook広告・Messenger・Instagramの他にも「Audience Network」というネットワークに広告を出稿することもできます。

Facebookに投稿できる広告は、動画・画像に加えてスライドショー広告・カルーセル広告、リード獲得型広告など、バリエーションが豊富です。

動画は比較的大容量を配信でき、画像も複数を同時に投稿できるなど、濃い内容の広告配信が可能です。

Facebook広告とInstagram広告の特徴を解説。 それぞれの成果を上げるコツ

Instagram

Instagramは比較的若いユーザーが多く、中でも女性のユーザーが多いことが特徴です。

写真の投稿と、それに伴うコメントを配信することが中心で、視認性が高いために閲覧者の印象に残りやすいメリットがあります。

お気に入りの投稿にいいね!やコメントを残したり、シェアすることによってコミュニケーションを取り、拡散性も高いSNSです。

Instagramで企業から発信される情報も、その視認性の高さを活かしたものが多く、特にファッション・飲食・旅行関連の広告配信に強みを持っています。

流行に敏感なユーザーが多いことも特徴です。

またInstagramは運営がFacebookの傘下に入っているので、配信できる広告はFacebookと同様のプラットフォームを利用できます。

Facebookの詳細な個人情報を元に、精度の高いターゲティングが可能です。

Facebook広告とInstagram広告の特徴を解説。 それぞれの成果を上げるコツ

LINE

LINEはチャットのようなコミュニケーションツールとして幅広い年齢層に利用されており、利用者数は8,000万人を超えています。

プライベートでのやり取りはもちろん、仕事でも業務上の連絡用として利用している方も多いでしょう。

それゆえ常にアクティブな状態であることが多く、広告がユーザーの目に触れる機会も多いのです。

LINEでは企業のアカウントをユーザーに「友達登録」してもらうことによって、ユーザーと直接コミュニケーションを取ることができます。

クーポンを発行したり、お得な情報をユーザーにいち早く届けることなどが好評となっています。

広告配信の方法は、LINEが提供しているニュース・漫画・ブログなどのプラットフォームに広告を掲載する形です。

LINE広告について。LINE広告の種類とメリットを解説

SNS広告運用の方法

まずは目的とターゲットを明確にする

SNS広告運用で最初に行うことは、どんな目的を達成したいかを明確にすることです。

単純に売上の向上を目指すだけではなく、その過程も重要です。

例えば、商品のブランドイメージ植え付け・ライバル商品との差別化・商品の認知拡大・具体的な数値目標などが挙げられます。

次に行うのがターゲティングです。

商品を購入してもらいたい顧客のイメージを細かい部分まで思い描くことが、ニーズをつかむことにつながります。

年齢・性別・職業などはもちろん、抱えている悩みや解決したい問題に至るまで想定しておくと良いでしょう。

そのうえで、広告運用に利用するための最適なSNSを選択します。

前述した各SNSの特徴からも分かるように、顧客の年齢層や性別でも違ってきます。

また、販売したい商品のカテゴリーによっても、ふさわしいSNSが違うので注意しましょう。

「SNSアカウント運用」と「SNS広告運用」の二軸に分ける

SNSをマーケティングに活かすためには、広告を配信するだけの場合よりも、アカウント運用を並行して行う方が相乗効果が期待できます。

例えば、目玉商品を複数持つ企業であれば、その商品ごとにSNSアカウントを開設することも有効です。

特定の商品を好む顧客とつながることができ、お得な情報をいち早く届けるなどのサービスにより、心理的距離が近くなり固定ファンの開拓にもつながります。

アカウント運用で商品のイメージアップを行ったうえで広告運用を行えば、より大きな成果を出せるでしょう。

広告配信の調整

広告配信には「自動配信」と「手動配信」があります。

広告の利便性・オリジナル性・費用対効果などを考慮した場合は、この自動配信と手動配信を上手く使い分ける必要があります。

自動配信は、広告配信用のプラットフォームに搭載されているAIが顧客のデータを分析し、適切と判断した広告が自動で配信される便利な機能です。

さらに顧客のデータが増えたり、広告運用の実績を積むことによってAIは学習し、より精度の高いターゲティングが可能になります。

しかしデータが少ない初期の頃には、適切とは言えない広告配信をしてしまうこともあり、広告費の無駄遣いになってしまいます。

これを避けるために、配信開始直後は手動配信で広告運用することが望ましいのです。

運用が進んでからも、商品のブランドイメージを確保するために適宜手動配信を利用することが有効です。

SNS広告運用のチェックポイント

炎上を防ぐ

SNSは広告運用にとても便利なツールですが、不特定多数に閲覧されるため、誤解を招くような投稿には批判が集まることもあります。

さらにSNSには拡散性があるので、短期間の間に多くの人の目に触れることとなり、一旦批判の勢いが付くと鎮めることは簡単ではありません。

他者を傷つける表現を控えることはもちろん、不快に思われる可能性のある表現が含まれていないか常にチェックし、無用なトラブルを防ぐように注意しましょう。

タブーとされている表現は時代とともに変化していくので、新しい価値観に対して敏感になることも重要です。

個人や企業の固定観念にとらわれず、ダブルチェックや第三者の意見も積極的に取り入れましょう。

トレンドに対応する

SNSは世界中にユーザーが存在し、政治家・実業家・芸能人など多くの著名人も利用しています。

SNS上では彼らのわずかな発言やアクションが大きな反響を呼び、トレンドを形成することがあります。

その例として、有名人の発言が元となったキーワードにハッシュタグが付いて多くのユーザーに検索されたり、特定の投稿に多くのいいね!が付いて拡散することなどが挙げられます。

SNSを広告運用する場合は、このトレンドに乗ることが成果を上げる重要なポイントです。

SNSのトレンドは絶えず変化しているので、これを敏感に察知し対応するためには、普段からアンテナを張っておきましょう。

トレンドを取り入れた広告配信は一層顧客の目を引き、企業の利益向上にもつながります。

運用しながら改善を図る

SNS広告は運用開始してからそのまま放置していると、欠点があった場合でも気付かないまま配信を続けてしまいます。

成果を上げることができないばかりか、場合によっては企業のイメージダウンにもつながります。

配信を開始した後も定期的に内容をチェックし、より良い広告になるように改善を図ることが重要です。

そのためにはPDCAサイクルを繰り返すことが有効で、より成果を出しやすい広告運用パターンが見つかるでしょう。

配信開始時にいくつかのパターンを同時進行し、効果的な広告配信方法が見えてきたら、そのパターンに費用を集中して配信することも有効な改善方法です。

不動産におけるSNS広告を有効活用する方法

不動産業界においてもSNS広告は広く利用されており、マーケティングにおいては、切り離せない存在です。

活用する上で意識するポイントを下記にてご紹介させていただきます。

複数の媒体に同時に出稿する

別の不動産企業がSNS広告に成功していたとして、同じことをしても成果が出ない可能性があるのが広告運用の難しいポイントです。

複数の媒体で広告を出稿し、PDCAサイクルを回し続けることがSNS広告については必須となります。

自社の商品やサービスに1番合うSNS広告のプラットフォームを見つけ、費用対効果の高い媒体を見つけましょう。


事例:アートプランニング株式会社様「カサーレ八戸ノ里ファーストプレイス」(完売済)

複数のパターンの広告を制作する

複数のSNS広告のプラットフォームへの出稿と同時に、各種広告で何パターンか広告を作成することがポイントです。

先述した通り考え得るすべてのパターンを検証し、結果を確認していく作業が、費用対効果を上げていくことにつながるので必須となります。

まずは外部へ依頼してみる

ここまでお伝えしたとおり、SNS広告の運用には、「PDCAサイクル」を回すことが必須条件となってきます。

仮説を立て、実行・検証・確認・改善という過程が非常に重要になるため、知識がない状態で行うと失敗する可能性がかなり高くなってしまいます。

不動産広告においてSNS広告の役割は「ブランディングの基本」

私たちのところには「SNSをやりたい」というご相談がたくさん届きます。

そのどれもが「YouTubeの動画を沢山作った」「インスタの写真は今までに山ほどアップした」等のSNSの運用に悩む方々からのご相談です。

そのどれもが御社のブランディングを創ると謳い「うまい・はやい・やすい」みたいな、どこかのチェーン店みたいなキャッチコピーの広告会社さんに作って貰ったものが多かったです。

確かに見た目は魅力的に感じるかもしれませんが、しっかりとSNS運用のスキル、SNS広告のスキルがなければ、いくらオシャレに着飾ったところで結果は出にくいです。

実施する会社の提供する不動産の商品やサービスの魅力を正確に伝えなければSNSを用いた戦略は無駄となってしまいます。

SNS広告が得意な会社は御社の魅力を伝えようとしても、不動産の知識がないので、御社の不動産の商品やサービスの魅力をうまく伝えられていない可能性があります。

「おしゃれな感じにできているな」錯覚してしまっている方は実際多いと思います。
一度御社のサービスの魅力をしっかりアピールしたSNS活用をできているか私たちに相談してみませんか?
不動産に特化したSNSの運用ができる私たちと「ブランディングの基礎」を一緒に作りましょう!

まとめ

SNS広告運用で成果を出すためには、達成したい目的とターゲットを明確にし、そのうえで最も適したSNSを利用することが重要です。

SNSによる広告運用はこれからも伸びていくと予想されており、新たに参入する場合でも将来性は十分あるので、積極的に取り入れてみましょう。

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