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- 2024/12/05 最終更新日:2024/12/12
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不動産イベントの企画・チラシデザインまとめ!集客戦略のポイントと事例4選
不動産イベントには見学会や相談会などさまざまな企画がありますが、顧客獲得効果を高めるためには集客の戦略も大切です。イベント企画のタイプだけでなく、「誰に届けたいか」「誰に参加してほしいか」といった顧客層を明確にしながら進めていきましょう。
この記事では、不動産のイベント企画を展開するメリットをふまえたうえで、企画の種類や集客戦略について解説。オフラインイベントに効果的なチラシについてもピックアップしていますので、参考にしてみてください。
目次
- 不動産のイベント企画を展開するメリット
- 不動産企業におけるイベント企画の種類
- イベント企画を成功させる集客戦略
- 不動産イベント企画でおすすめの集客方法
- 不動産イベントの企画とチラシデザイン事例4選
- まとめ:チラシなどを活用して不動産イベント企画の魅力を発信しよう
不動産のイベント企画を展開するメリット
イベント企画の最大のメリットは、不動産企業そのものへの認知拡大や、物件への注目度向上につながりやすい点です。住宅展示場のように物件の実物が見られる機会を提供することで、成約率アップの効果も期待できます。
定期的な不動産イベントで新規顧客を獲得できると、中長期的な業績の安定化にもつながるでしょう。普段不動産会社や工務店と接点がない層にアプローチできるのは、イベント企画ならではの魅力といえます。
不動産企業におけるイベント企画の種類
不動産企業のイベント企画には、新規物件の展示会やリフォーム相談会など、さまざまな種類があります。自社事業はもちろんイベント内容やターゲットによって企画・集客戦略も変わるため、不動産イベント企画の種類を押さえておきましょう。代表的な4つの企画をご紹介します。
新規物件紹介イベント
一軒家やマンションなど、新規物件の外観・内観が自由に観られる見学会は多くの不動産企業が実施しています。昨今の集客ではSNSをはじめとするオンラインコンテンツがスタンダードですが、大きな買い物となる不動産商品ではやはり「実物を観てから」と考える人も多いでしょう。
展示している物件の購入には至らなくとも、イベント開催企業への相談を検討したり、購買意欲を刺激したりといった効果は十分に期待できます。
リフォームや家に関する相談会
不動産企業の中では、以下のような相談プログラムを「おうちの相談会」のようなイベント名で展開するケースがよく見られます。
- リフォームやリノベーション
- 注文住宅の設計
- 引っ越し先の土地探し
- 住宅ローンなどのマネー相談
生活者が専門家へ気軽に相談できる場を設けることで、物件の購入や注文住宅といったアクションを起こすハードルを下げられるのが魅力。お金関連の相談会であれば、ファイナンシャルプランナーなど専門資格を持つ有識者に相談できる旨をアピールしてもよいでしょう。
地域密着型の交流イベント
特定のエリアに住む人をメインターゲットにする場合は、地域密着型のイベント企画を検討するのもおすすめです。展示会や相談会のイベントプログラムと並行するかたちで「この地域ならでは」という独自性を発信しましょう。
地域密着型のイベントは、不動産企業に対する親近感を高める効果が期待できます。イベント中に新規顧客が獲得できなくとも、「何かあったときに依頼したい」と思えるような企画を展開することで信頼性を担保できるでしょう。
不動産投資の相談・紹介企画
不動産投資事業を担っている企業であれば、セミナーのような形式でイベント企画を構成できます。「不動産投資セミナー」として投資検討者にアプローチし、物件情報を紹介したり、不動産投資のノウハウを共有したりしてもよいでしょう。
住宅展示場や不動産相談会といったイベントとはターゲット層が明確に異なるため、想定のペルソナにしっかり訴求できるコンテンツを検討することが大切です。
イベント企画を成功させる集客戦略
イベント企画のメリットを発揮するためには、不動産企業ならではの集客戦略を考える必要があります。ターゲットを明確にしたうえで魅力的な企画内容を検討し、可能であればオンラインでの開催も視野に入れておいたほうがよいでしょう。具体的な成功のコツを解説します。
ターゲットの明確化&魅力的な企画の立案
イベントには企画ごとにターゲットとする年代や人物像があり、不動産イベントにおいてもこれを明確にすることは非常に重要です。商材の認知拡大をメインに考えるのはもちろんですが、「どんな人に参加してほしいのか」も考えながら企画を作っていきましょう。
例えば一戸建て住宅の展示会であれば「子供を持つ3人以上の家族」「〇〇エリアに引っ越しを検討しているファミリー層」といったペルソナを想定できます。ターゲットが明らかになれば、その人たちにとって魅力的なイベントを構成できるでしょう。
オンラインでの実施も検討する
来場の必要があるオフラインイベントの場合、「行ってみたいが場所が遠すぎる」と感じる生活者もいるかもしれません。より多くの人にアプローチできるよう参加者数を増やすためには、オンラインでの同時開催を検討するのも一案です。
開催エリアに限らず、手軽に不動産イベントに参加できるのはオンラインならではの魅力。オフライン・オンラインそれぞれに参加特典のような付加価値があれば、さらに効果的な集客力アップを期待できます。
イベント情報を段階的に告知する
不動産イベントの開催が決まった段階で告知の準備を始めるのが一般的ですが、複数回の発信を想定しておくのがおすすめ。イベント前には決定事項、1~数ヶ月前には詳細を、開催直前にはリマインドとして告知していくイメージです。
段階的に告知することによって、生活者がイベント情報を目にする機会が多くなります。対象エリアを中心に積極的な発信を続けると、参加意欲をかき立てる効果につなげられるでしょう。
不動産イベント企画でおすすめの集客方法
不動産イベントを効果的に発信するためには、集客戦略を立てることも重要です。複数の方法を組み合わせることで相乗効果を高めるため、オンラインはもちろんオフラインでの集客も検討しておきましょう。プレスリリース・SNS・チラシの3つについて解説します。
プレスリリース配信
プレスリリースは原則メディア向けの広報ですが、近年では生活者の目に届くコンテンツのひとつとして知られています。
プレスリリースの配信サービスが主流となり、インターネットを通じて気軽に情報を得られるようになったためです。不動産イベントの開催情報も、プレスリリース配信に載せることで認知拡大効果が期待できます。
SNSでイベント情報を複数回投稿
X(旧Twitter)やInstagramといったSNSは、自社情報をリアルタイムで発信するために便利なツールです。多くの場合は無料で運用できるため、金銭的なコストがほとんどかからないメリットもあります。
リアルタイム性を活用し、イベント開催中の様子がわかる写真・動画を投稿してもよいでしょう。数日~数週間にかけて行われるイベント企画であれば、投稿をきっかけに「期間中だから行ってみたい」と意欲を刺激できるかもしれません。
イベント企画のチラシを配布
オフラインの集客方法としておすすめできるのが、チラシやパンフレットの配布です。エリアが限定される不動産イベント企画においては、特に高い集客効果が見込めます。
チラシを制作する際は、ターゲットにとって魅力的なキャッチコピーを掲載したり、デザインに統一感を出したりといった戦略が需要。配布に時間・人的コストはかかるものの、対象エリアの生活者に直接アプローチできる魅力的な集客方法といえるでしょう。
不動産イベントの企画とチラシデザイン事例4選
ここからは、不動産のイベント企画とチラシデザインの事例を4つご紹介します。開催場所や日時のわかりやすさはもちろん、「自社のイベントならでは」の独自性が伝わるチラシを制作できるようチェックしてみましょう。
①間取りがわかるオープンハウス見学会のチラシ
一戸建て住宅のオープンハウス見学会を知らせるチラシで、家の外観だけでなく間取りも掲載した事例です。新築物件が魅力的なのはもちろん、間取りのこだわりをチラシで訴求することで住みやすさを伝えています。
マンションの場合間取りは統一ではありませんが、一例としてピックアップしてもよいでしょう。内観をイメージさせることで、「一度観に行ってみたい」という気持ちを高められるかもしれません。
②子供が飽きない「住まいの相談会」を企画
「住まいの大相談会」と題し、設計相談やマネー相談などのプログラムを展開した不動産イベントです。新築一戸建ての展示も同時開催しており、新しい家を探している人から検討中の人まで幅広い層へのアプローチが期待できます。
チラシでは、小さな子供でも参加できる無料企画があることにも訴求。利用シーンがイメージできる写真を複数掲載し、メインターゲットであるファミリー層に魅力を伝えています。
③不動産以外の体験企画が多いイベント企画
「不動産フェア」と題した入場無料のイベント企画で、相談会を中心に多様なプログラムを展開した事例です。抽選会やゲスト講演など、不動産以外の企画にフォーカスすることで、イベント参加のハードルを下げています。
ユニークな企画内容に対し、チラシは落ち着いたデザイン。企業としてのメイン企画である相談会を控えめに掲載し、生活者にとってメリットの大きい企画を大々的に紹介したチラシデザインが魅力的です。
④定員制の不動産投資セミナーをシンプルデザインで告知
不動産投資事業を手掛ける企業が、セミナー開催に合わせてチラシを配布。比較的シンプルなデザインですが、開催日時や登壇者、参加費など、参加検討者にとって重要な情報が漏れなく記載できています。
「不動産投資をしている人」「これから始めたい人」のように、セミナーのターゲットが明らかになっているのも特徴です。企業やイベントによっては参加特典を用意するケースも多いため、チラシにもそれを明記すると参加意欲を刺激できるでしょう。
まとめ:チラシなどを活用して不動産イベント企画の魅力を発信しよう
不動産イベントをきっかけに認知拡大、顧客獲得といった効果を得るためには、入念な企画と戦略が必要です。商材の魅力を伝えるのはもちろん、ターゲットにとってどんなメリット・ベネフィットがあるのかを考えながら進めてみてください。
開催エリアが限られるオフラインイベントにおいては、チラシで集客効果を高めるのも一案です。ひとつの集客方法にこだわらず、複数のツールを活用しながら効率的に認知を広めていきましょう。