不動産広告におけるモデルハウス撮影のコツ!注意点についても解説
不動産広告に掲載する写真は、売れ行きを左右します。
モデルハウス撮影のコツを詳しく解説するので、ぜひ参考にして、魅力的な広告を作成していきましょう。
また、トラブルを回避するために撮影時に注意するポイントについても解説します。
目次
写真は不動産広告の効果を左右する!
不動産広告で、まず目を引くのは写真です。
写真が魅力的であれば、物件の説明文章を読んでみようという気持ちになります。
さらには、「実際に見に行こう」とアクションに繋がることもあります。
反対にどんなに素晴らしい文章で物件を紹介したとしても、写真が目を引かないものであれば、文章を読まずに広告をスルーしてしまうかもしれません。
つまり、写真は不動産広告の効果を大きく左右する大きな要素といえます。
写真が魅力的であれば物件の問い合わせや見学希望者も増え、早期完売も可能になるでしょう。
言い換えれば、写真に時間とお金をかけることは費用対効果が大きな宣伝活動です。
物件説明の文章を工夫することも大切ですが、それ以上に良い写真を撮影し掲載すること、心をつかむ写真を選ぶことが大切といえます。
不動産広告におけるモデルハウス撮影のポイント
どのモデルハウスも美しく魅力的です。
快適に暮らせるように設計士が建物をデザインし、おしゃれかつ機能的に見えるようにインテリアコーディネーターなどが内装に工夫を凝らしています。
さらに、家具や照明器具、カーテンなどそのモデルハウスに合わせて選んでいるので、魅力的に見えて当然ともいえるでしょう。
しかし、撮影した写真を見ると、モデルハウスの魅力がまったく伝わってないことがあります。
それでは集客することが難しく、せっかくのモデルハウスの魅力をお客さまに伝えることができません。
美しく魅力的なモデルハウスをさらに魅力的に見せるためには、次の10のポイントを意識して撮影しましょう。
- グリッドを表示させる
- 明るさを調整する
- カメラを正面に構える
- 床の割合を多くする
- 天井の割合を少なくする
- 窓を開いて撮影する
- 時間帯を選ぶ
- 部屋は奥行きを意識して撮影する
- 掃除をしてから撮影する
- 多くの枚数を撮影する
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
グリッドを表示させる
柱や壁が斜めの状態で撮影すると、写真は一気に素人感のあるものになります。
カメラのグリッドを表示させ、柱や壁のように垂直に立っているべきものは垂直になるように撮影しましょう。
また、グリッドを表示させると、被写体の位置を決めやすくなります。
あえて中心を右寄り、左寄りにずらすことで、印象的な写真に仕上げることも可能です。
なお、ほとんどの機種のスマートフォンでも、グリッドを表示させることができます。
グリッドを表示させて垂直線と配置を意識し、プロの仕上がりを目指しましょう。
明るさを調整する
明るさに少し手を加えることで、より魅力的な写真になるでしょう。
スマートフォンで撮影するときは、太陽のようなマークアップをタップすることで明るさを変更できることがあります。
日光が強く部屋全体が白く飛んでしまっているときは、明るさを減らし全体的に暗い時は明るさを上げてみましょう。
明るさの調整が難しいときは、「HDR(ハイダナミックレンジ)」を選択します。
HDRとは、異なる明るさ(露出)の写真を合成して自然かつバランスの良い写真に仕上げる機能です。
スマートフォンにもついていることがあるので、ぜひ活用してみましょう。
カメラを正面に構える
カメラを正面に構えることで、物件の広さや間取りなどをより正確に伝えることができます。
特に物件の外観に撮影するときは、下向きや上向きではなく真正面から撮影することを意識しましょう。
真正面から撮影すると物件がカメラに収まりきらないときは、後方に下がり、引きで撮影してから拡大します。
画素数の大きなカメラであれば、拡大画像も美しく撮影できるでしょう。
床の割合を多くする
リビングや室内、玄関ホールなどの広く見せたい場所は、床の割合が多くなるように撮影しましょう。
しゃがんで低いアングルから撮影することで、床の割合を多くすることができます。
ただし、しゃがんで撮影するときは、カメラが下向きにならないように注意しましょう。
カメラが下向きになると、写真全体が暗くなるだけでなく、肝心の室内の広さを演出できません。
天井の割合を少なくする
吹き抜けなどの高さを印象付けたい場所を撮影するときは、低いアングルから引きで床から天井まで写るようにします。
柱などが斜めになると不自然な写真になるので、グリッドを表示させて垂直線に沿うようにカメラを構えましょう。
ただし、高さを印象付けたいときも、天井が多く写りすぎると圧迫感が生まれ、空間が狭く見えてしまうことがあります。
どちらかといえば床部分を多めに、天井部分を少なめに配置するようにしましょう。
窓を開いて撮影する
室内の広さが上手に写真で表現できないときは、窓を開いて奥行を出すことができます。
開放感が生まれ、実際以上に広がりのある空間に見えるでしょう。
また、書斎などの狭めの部屋を撮影するときは、隣の部屋を開けることで奥行を出すのも一つの方法です。
時間帯を選ぶ
モデルハウスの撮影は、基本的に明るく晴れた日の朝から昼が適しています。
正午前後に撮影すると影が映りこみにくくなり、美しい写真に仕上がるでしょう。
しかし、すべての写真が正午前後では面白みが出ません。
あえて夜の時間帯を選び、間接照明やダウンライトなどを活用し、電球色の温かみのある照明に照らされた様子を撮影するのも高級感を演出できます。
また、日没後から数十分間は、空がオレンジ色からダークブルーのグラデーションになり住宅が美しく見える時間帯です。
ぜひ活用して、モデルハウスをさらに素敵に撮影しましょう。
部屋は奥行を意識して撮影する
室内の撮影は、奥行を意識することが大切です。
長方形であれば短辺から撮影すると、長辺の長さが際立ち、奥行が生まれます。
また、短辺の真ん中の位置から撮影すると、正面の壁が長方形に写り、より調和の取れた写真に仕上がるでしょう。
掃除をしてから撮影する
高性能のカメラで撮影するとよりリアルな写真が撮れますが、ホコリや汚れも鮮明に写してしまいます。
特にキッチンや浴室、洗面所などの水回りは、水垢が見えなくなるまで掃除し、水気をしっかりと拭き取ってから撮影することが大切です。
多くの枚数を撮影する
会心の1枚だと思って撮影しても、後で見たらホコリや水気などが写っているかもしれません。たくさん写真を撮影することで、撮り直しの手間を省きましょう。
また、たくさん撮ると、良い写真が含まれる可能性も高まります。
詳しい資料は、下記の資料ダウンロードからお問い合わせください。
プロに依頼することも検討しよう
紹介した10のコツを意識することでモデルハウスをより一層素敵に撮影できるようになるでしょう。
高性能なカメラを使って撮影すれば、さらに美しい魅力的な写真に仕上がります。
ワンランク上の仕上がりを表現したい方は、プロのカメラマンに依頼してみてはいかがでしょうか。
モデルハウスなどの不動産物件に特化したカメラマンに依頼すれば、高性能なカメラとハイレベルの撮影技術でさらに素敵な写真に仕上げてくれるでしょう。
私たちが撮影時に心がけていること
プロのカメラマンに依頼したいけど、そこまでの費用は出せないといったご相談を受けることもあり、私たちが撮影に伺うこともあります。
カメラの性能が上がったこと、デジタルカメラだから時間が許す限り撮り直しが可能なことで、私たちでもそれなりの写真を撮影することができるようになりました。
実際にモデルハウスを撮影する時、私たちが気をつけていることは、いかに空間を広く感じていただけるかはもちろん、そのモデルハウスはどこに特徴があり、どう撮影すれば伝わるのかといったことです。
吹抜けがある家ならその高さを、庭が広い家なら室内からのつながりをといった、その家ならではの魅力を写真におさめるようにしています。
FacebookやInstagramといった写真映えを常に意識してきた世代が顧客層となってきていますので、より一層広告に掲載する写真には気を配る必要があるといえます。
またモデルハウスは撮影して、広告に掲載、完売したから終わりといったものではありません。その会社が過去にどんな家を建てたのかなど、新規の顧客に見ていただく営業ツールにも使用できます。施工例はいわば御社の財産となりますので、しっかりと撮影して蓄積していってください。
私たちはではモデルハウス撮影の経験豊富なカメラマンが、不動産広告の呼応化を高める写真の撮影を承っております。
今までは営業マンが撮影した歪んだ写真を物件サイトやポータルサイトに載せていて気になっていた方や、いつも同じような写真でモデルハウスの特徴がうまく表現できなくて悩んでいた方は、ぜひ一度私たちまでお問い合わせください。