不動産会社がMEO対策を行うメリット5選【費用対効果向上】
SEOやEFO、リスティング広告など一般的なウェブ施策と呼ばれるものの中に、「MEO」があります。
MEOはMap Engine Optimizationの頭文字をとったもので、「マップエンジン最適化」と訳されます。
Googleマップや一般的な検索においてSEOよりも上位表示されやすいことから、注目されているものです。
今回は、MEOの基礎から実際の運用に至るまでを解説します。
目次
- MEO対策とは
- MEO対策のやり方
- MEO対策が必要な理由
- MEO対策のメリット・デメリット
- MEO対策で上位表示させるために
- MEO対策は外部で委託するか自社で行うか
- MEO対策会社の料金体系
- 不動産広告においてMEOの役割は「不安払拭来場促進ツール?」
MEO対策とは
MEOは上記でも解説した通り、「マップエンジン最適化」のことですが、Google検索やGoogleマップ内検索において自社の情報を上位表示させることにより、多くのユーザーの目に情報が触れるようになるのです。
MEO対策は、SEO対策と比べると事業規模などに関係なくどの企業でも上位を狙うことができます。
スマートフォンやタブレットの普及により、多くのユーザーがマップを利用する機会が増え続ける中、MEO対策の必要性は年々高まっていると言えます。
MEO対策のやり方
まずは、MEO対策のやり方について解説します。
①Googleビジネスプロフィールに登録する
「Googleビジネスプロフィール」は、登録した情報をGoogle検索やマップに表示させることができるツールです。
自社の情報(住所や電話番号、営業時間、定休日など)を詳細に登録することが必要です。このステップはMEO対策の基本中の基本です。
②Googleビジネスプロフィールに詳しい情報を入力する
検索結果の上位表示を狙うためには、ユーザーによって有益な情報・役に立つ情報がどれだけ充実させられるかが重要です。
「Googleビジネスプロフィール」への登録が完了したら、可能な限り詳細な情報を記載していきましょう。
登録当初は情報量が少ないかもしれませんが、徐々に必要情報を全て入力し、モレのない状態にしておくことが理想です。
③インターネット上の他の媒体でも情報を載せる
Googleビジネスプロフィールへ登録した情報は、他の媒体などにも掲載するようにしましょう。
有料の媒体に載せることは躊躇されるかもしれませんが、もし無料媒体があればどんどん掲載していくことで、多くのユーザーに情報が伝わりやすくなります。
Googleが検索順位を決定する際には、情報の関連性や視認性の高さから検討します。特に、ビジネスに関する情報は視認性の高さに影響してきますので、幅広く情報を公開しておくことが有効です。
④日々の運営に力を注ぐ
情報を充実させることができたら、日々の運営をこまめに行っていきます。
Googleビジネスプロフィールでは、写真の投稿や簡単なブログ投稿機能があります。
こういったものを細かく更新し、営業の様子やおすすめ商品の写真などを投稿することで、ユーザーにとって距離感の近い、より身近なものになります。
④は続けていても、最初はなかなか結果が出ないものです。しかし、最低3ヶ月は結果が出ないものと思って、続けていきましょう。
MEO対策が必要な理由
各企業にとってMEOが必要になる理由は、大きく3つあります。
①検索結果の上位に表示されやすくなる
MEO対策は、自社の情報を地図検索や一般的な検索において上位表示させやすくなるため、多くの企業が取り組んでいます。
SEOもMEOも、基本的には企業のホームページや情報が検索上位に表示されることによって世間一般に広く自社の商品さサービスを周知させること、そして、最終的にはCV率を向上させることが目的となります。
MEOは業態の規模などによる影響があまりないため、SEOよりも上位表示をさせられる確率が高いのです。
②クリック率の向上が期待できる
MEOによって表示される情報は、一般的な検索結果とは別に表示されることが多いため、クリック率が上がります。
特に、MEOによって表示されるものは、検索するユーザーがピンポイント探している情報であることが多いため、自社の情報を適切に記入することさえできていれば、ユーザーからすれば「求めている情報」ということができます。
クリック率が向上すれば、そのまま自社のHPやLPなどに誘導することが可能であり、CV率アップにつながるのです。
③ユーザーの行動に結び付けられる
ユーザーが情報を検索した際に、自社の情報(マップや営業時間など)が明確に示されていれば、そこからユーザーは次の行動(お店に行く、予約をする、問い合わせをする、HPを検索するなど)を起こすことができます。
特に、MEOはマップがちゃんと表示されるので次の行動へ誘導しやすくなるのです。
④Googleマップのユーザーは常に増え続けている
Googleマップの精度は上がり続けており、常にユーザーが増え続けています。最近ではマップをナビ代わりに使う人も多くいるため、MEO対策がとても重要なのです。
より詳しい情報は下記のフォームよりお問合せください。
MEO対策のメリット・デメリット
メリット
①顕在的なニーズをもつユーザーに訴求できる
ユーザーのもつニーズには”潜在的”なものと”顕在的”なものがあります。潜在的なものはユーザー自身も気づいていないため、MEOによってニーズを引き出すことはできません。
ですが、顕在的なものはユーザー自身で気づいているものであるため、すでに商品やサービスに対しての興味や購入意思があることから、記載している情報はユーザーにとって有益なものに他なりません。
MEOによって顕在的なニーズをもつユーザーに訴求することができます。
②ユーザーの目に留まりやすい
顕在的なニーズを持っているユーザーは、特定のキーワードであったり地域+商品名などで検索をすることが多くあります。そこで、MEO対策がしっかりとできていれば検索結果の上位表示に上がることが増え、ユーザーの目に留まりやすくなるのです。
③企業やサイトの規模に影響されない
MEOは、SEOに比べると企業やサイトの規模に影響を受けずに上位表示をさせることができます。
Googleビジネスプロフィールの投稿や写真の充実度は評価されますが、コンテンツの充実度やサイトそのもののSEO対策が必要ないため、個人店であろうが大規模店舗であろうが関係なく上位を狙うことが可能です。
④コストが比較的抑えられる
現状のSEO対策には、外部対策や内部対策、コンテンツ対策など多岐にわたるためかかる費用が莫大なものになりますが、MEOについてはGoogleビジネスプロフィールを設定し、日々の投稿や情報の細かな更新を行うだけで問題ないので、SEO対策と比べるとはるかにコストを抑えることが可能です。
⑤ユーザーからの信頼が得られやすい(口コミやレビューなど)
Googleビジネスプロフィールによって表示される情報には、ユーザーからの口コミやレビューを書き込むことが可能となります。
また、5段階評価(星マーク)によって客観的な点数付けがされるため、ユーザーがお店を選ぶ基準として参考にすることができます。
ユーザーレビューや評価は、一般的にお店を選ぶ上での基準となります。
Googleビジネスプロフィールにつけられる評価は、訪れた人や商品購入などをした人からのストレートな「お客様からの声」なのです。
デメリット
①Googleのガイドラインを遵守しなければならない
GoogleビジネスプロフィールにおけるMEO対策は、基本的にGoogleのガイドラインを守ることが必要です。これが守れなければ、検索結果の上位表示ができないどころか検索対象にならないこともあります。
②地域性のないビジネスにはあまり効果がない
MEO対策は、基本的に店舗型ビジネスに向いています。店舗を持たないビジネス(ネットショップだけのビジネス等)には必要がありません。
③口コミやレビューに評価が左右される
インターネットにおける口コミやレビューは、店舗そのものの評価の8割を決めると言われています。
レビューによっては来店すらしない人がほとんどですので、注意が必要です。
また、業種によってはレビューを得にくいものもあります(士業や建築業など、ユーザーが口コミやレビューしようがないもの)。
④すぐに結果が出ない
MEOはSEOよりも短期間で結果が出ると言われます。ですが、それでも3ヶ月は見ておくと良いでしょう。
MEO対策を行ってからは、ひたすら投稿(ブログや写真など)を続けることが大切です。
できるだけ継続して、「目新しい企画」や「バズること」ばかりを考えるのでなく、何気ない日々の様子や商品などを投稿しましょう。
MEO対策で上位表示させるために
MEO対策によって検索上位を狙うための方法について解説します。どれも難しいことではないため、取り組めることから無理なくやっていきましょう。
①写真や投稿の充実
従業員や商品、イベントに出店した場合にはその写真を投稿する、季節限定商品や出店予定のイベント告知を行うなど、自社の情報はこまめに投稿するようにしましょう。
ただし、ユーザーにとって有益・役に立つ情報でなければユーザーは見てくれません。ユーザーから見られなければ評価は下がっていくので、あくまでも「ユーザーファースト」の意識を持つことは重要です。
②関連性を高める
関連性は、Googleビジネスプロフィールに登録された情報と検索キーワードがどれだけ一致しているのかによって判断されます。
ユーザーにどのような検索キーワードで自社が検索されたいかをしっかり考え、登録された内容とキーワードが一致するようにしましょう。
③知名度をあげる
自社の知名度も、上位表示をさせるために重要な要素となります。
MEOにおいては「サイテーション」と呼ばれるものであり、簡単にいうと、多くのブログやサイト、SNSなどでどれだけ取り上げられているかどうかによって変動します。
知名度をあげるためには、自社の商品やサービスの精度をあげるのはもちろんのこと、ユーザーにブログやSNSで口コミを広げてもらえような仕組みを作ることが必要です。
店内に、商品と一緒に写真を撮ると見栄えが良いもの(いわゆる”ばえる”)などを設置することも効果的です。
MEO対策は外部で委託するか自社で行うか
MEO対策は、「自社でできるので問題ない」「どこかに依頼する必要がないしお金もない」と思われがちです。
ですが、MEO対策は自分でできることに限界があり、SEOよりも結果が出やすいことを考えると外部業者に依頼することによって、力を注ぐべきところにしっかり注力することができます。
どの会社を選べば良いのか、料金の相場はどのくらいか?など疑問を解決し、自社にとって最適なMEO対策を行いましょう。
ただし、以下のような会社はMEO対策が適切にできなかったりGoogleのガイドラインに違反してしまうことになりかねませんので、注意が必要です。
- ステマやサクラなどの口コミ投稿を肯定・推奨している
- 過度なキーワードを詰め込む(自然な言葉にならないような対策)
- 検索数の少ない(場合によっては無い)キーワードを選んでいる
これらは、結果的に店舗に不利益が生じるだけで何も良いことがない状態になるだけの可能性があります。
会社選びの際には十分な注意が必要です。
MEO対策会社の料金体系
MEO対策を行う会社には、主に二つの料金体系があります。
①成果報酬型
成果型報酬の場合には、対象キーワードで上位表示(3位以内)されない場合には費用がかからないことが多いです。
費用は、1店舗で最大6キーワードの対策を行うことにより、1ヶ月毎日表示され続けても約25000〜37000円が費用となります。
成果報酬型のプランにする場合には、依頼する会社の実績がどれくらいのものか、違反になるような手法で試作されていないか注意しなければなりません。
②固定型
固定型の場合には、順位が上位にあろうが無かろうが費用が発生してしまいます。
1店舗につきおよそ4キーワードによって対策され、月額2〜3万円がかかることが多いです。
長期的にしっかりと対策をするために、固定型によって確実に順位を上げていけるような施策を取るところが多いようです。
不動産広告においてMEOの役割は「不安払拭来場促進ツール?」
■不動産広告においてMEOの役割は「不安払拭来場促進ツール?」
不動産会社様にはいくつもの業種が存在します。「分譲販売・宅地販売・建替・リフォーム・リノベーション・注文住宅・店舗設計etc」そんな中、今回のMEOに関しては基本的には「飲食業・美容業・整体・整骨院・歯科・医療」等のリピートを要する業種に向いているツールです。
そのため、不動産業界に向いているツールかと言われるとそこまで向いておりません…。
では何故これを紹介するかと言いますと、コロナ禍以前にこんなお話がございました。
①マンションギャラリーやモデルハウス等現地で待機してお客様を待っていても中々お客様が来てくれないのでエゴサーチしてみたら「どんな人が接客してくれるのかが分からないので怖い」と女性の書き込みを見つけ、当時はチラシに販売スタッフ様の顔写真と全身のポーズ写真を入れてチラシとツールを作成しケーブルテレビに取材をして貰いマンションギャラリーのガラス面に外から見える様に接客している映像を流しました。それが功を奏して平日夕方の女性客の来場アップに繋がりました。
その他にも…
②出来上がったばかりのマンションギャラリーにお客様を誘導する上で、マンションサイトでは現地案内図ページにGoogleマップを埋め込むことが多いです。その際に地図を押せば大体はギャラリーの地図情報が登録されており案内をしてくれます。
では、登録がされていなかったら?分かりやすい場所にギャラりーがあればいいですが、施設内などにギャラリーが入ってたりするとお客様が迷いかねませんよね?
名前や電話番号の情報が入っているのは勿論ですが、ギャラリーの外観写真など地図情報に掲載されているだけでもお客様は安心して向かう事が出来るようになります。
(場所によっては住所を入れると、関係のない施設名が表示されたりするので…。)
作業自体は簡単です!当時お手間と費用がどれぐらいかかったのか分かりませんが、私達とMEOを「不安払拭来場促進ツール」として使用し来場率をアップさせてみませんか?