【実例】Logicad(ロジカド)を活用した不動産広告事例と特徴の紹介

目次

1. Logicadとは？
2. Logicadの特徴
3. 他のDSPとの違い
4. Logicad導入フロー
5. Logicadの様々な活用方法
6. 運営サポートの有効活用
7. 不動産広告においてLogicad役割は「ニーズ探偵？」

Logicadとは？

出典：

Logicadとは、ソネット・メディア・ネットワークス株式会社（SMN）が提供するDSPです。

 

DSPとはDemand Side Platformの略称で、Web広告の運用を効率化するサービスのことです。

広告の掲載を依頼する側が利用することで、広告在庫枠に対して最適な発注（Demand）をかけることができます。

DSPと一対で利用されるサービスとして、SSP（Supply Side Platform）が存在しており、これは広告を供給（Supply）するメディアが利用するために開発されたシステムです。

DSPとSSPは、お互いに補完し合う存在と言え、広告を提供する対象となるユーザーのターゲティングに対し、配信コストを最適化することに大きく貢献しています。

これらのツールが登場する以前は人の手作業でターゲティングを行っていましたが、DSPとSSPにより広告在庫と入札（発注）が自動的に行うことが可能となり、より精緻なターゲティングが安価にできるようになりました。

Logicadは純国産のDSPとして高い評価を受けており、さまざまなクライアント企業のマーケティングに貢献しています。

現在のWeb広告ツールとして国内を代表する存在であり、その特徴を以下で紹介します。

Logicadの特徴

前述した通りLogicadとはDSP広告の1つであり、そのほかのDSP広告と一風変わった特徴を持っています。

しっかりと特徴を理解した上で導入することができればさらに効果を高めることが可能です。逆に理解しないまま実施してしまうと効果を体感しずらくなるのも事実です。

ぜひ最後まで確認して理解を深めてください。

 

処理速度の速さと的確な広告配信

ソニーグループの高い技術を活かしたLogicadの処理速度は世界最高峰で、応札率0.003秒・毎秒最大12万回の案件処理が可能です。

この高いスペックにより、RTBタイムアウトによる成約機会のロスを最小限にとどめることができます。より正確なターゲティングと、リアルタイムさを追求することができるのです。

またLogicadは独自のアルゴリズムによって広告配信をサポートします。

自社開発の人工知能「VALIS-Engine」がLogicadの持つ4億人以上とも言われるビッグデータを高精度に分析し、顧客のニーズに応える最適な広告配信を行います。

豊富な分析ツールによる運用改善

Logicadには、広告が配信されたドメインを全て開示してくれる機能があります。
マーケティングに相応しくないサイトに掲載されている広告は、個別に配信を解除することが可能です。

また高度なレポーティング機能があり、広告の宣伝効果を視覚的に分析できるので対策が立てやすく、効果的な広告活動につながります。

セキュリティ面にも力を入れており、アドフラウド（不正広告）を防止するツール「Black Heron」や、なりすまし広告を防止する「ads.txt」制御配信機能などを搭載しています。

コストに見合った広告運用が可能

Logicadは初期費用とランニングコストがかからないという点はもちろん、最低月額費用なども縛りが無いのでスモールスタートで開始できることが最大のメリットです。

課金形態は「CPM課金」というシステムで、広告が1000回表示されると課金される仕組みになっています。

Logicadはユーザーの使用継続率は90%と公表しており、広告の費用対効果は厳しく見定められるWebマーケティングにおいても、Logicadの広告効果の高さが伺い知れます。

他のDSPとの違い

Logicadと並びユーザーの多いDSPとして「Criteo」がありますが、広告配信の運用方法が異なります。

Criteoは組み込まれているシステムによって広告配信が調整されるため、事前に多くの顧客データを集めておく必要があります。

その代わりに広告の配信は全てを自動で行うことも可能です。

このようなDSPは「アルゴリズム型」と呼ばれています。

これに対してLogicadは広告配信者が手動で調整できるため、アルゴリズム型のDSPに比べると手間がかかります。

その代わりに配信の詳細設定が可能で、広告配信とデータの収集を同時進行で行うこともできます。

このようなDSPは「運用型」と呼ばれています。

その他詳しい内容は資料を用意しておりますので、下記ボタンからダウンロード頂き、当記事と併せてご確認ください。

Logicad導入フロー

Logicadを利用して広告配信を行うには、下記のような流れで手続きを進めます。

1.アカウントの作成

まず、Logicad公式サイトにアクセスしてアカウントを作成しましょう。アカウントは無料で作成できます。

2.タグの発行

タグとは、Webページが表示されるときに使用されるコードの一種で、htmlによって書き込まれています。

Web広告においてのタグは一般的に広告による宣伝効果の測定や、分析機能を活用するときに使用され、主に「コンバージョン測定用タグ」と「リターゲティング用タグ」の2種類があります。

ここでのコンバージョンとは、Web広告によって得られる成果のことで、商品の注文・会員登録・アンケートへの回答などが該当します。

コンバージョンを測定することによって、広告の費用対効果を測定することができるので、必ず設置すべきです。

リターゲティングとは、自社サイトを訪れたことのあるユーザーを配信リスト化し、改めて広告を表示するためのタグです。

リターゲティング用タグを設定することにより、ユーザーのWebサイト訪問履歴などを配信用データとして、再来訪を促したり訪問ページの内容に会ったクリエイティブで興味を喚起し商品の受注などを目指します。

3.コンテンツ（LP）の作成

広告で発信するコンテンツ（LP）を作成します。

自社の強みと市場環境を考慮しながら分析を行って、顧客のニーズに応えられる内容にしましょう。

コンテンツを作成したら、それを引き立てるようなキャンペーンを設定します。

Webマーケティングにおけるキャンペーンとは、顧客の購買意欲を刺激するような戦略を立てることです。
具体的には、展示即売会や期間限定サービスなどを行います。

4.クリエイティブの作成

コンテンツを充実させるだけでは十分な効果は期待できず、クリエイティブの作成によって顧客の興味を引く広告に仕上がります。

ここで言うクリエイティブとは、広告のデザイン・レイアウト・インターフェイスなど外見に関する全ての事柄を含みます。

Logicadではダイナミッククリエイティブでは300種類以上ものレイアウトが用意されているので、アレンジのパターンは豊富にあります。

クリエイティブを作成したら、Logicadが広告に掲載できるかどうかを自動で判定してくれます。

5.配信開始

Logicadによって広告に問題がないと判定されれば、広告の配信開始が可能です。

配信状況はレポーティング機能で確認できるので、適切な配信が行われているかをチェックすることができます。

Logicadの様々な活用方法

Logicad商品メニューは多岐にわたり、広告主の実施したいキャンペーンにあわせて設定可能です。

①Logicad インバナー動画

独自アルゴリズムを利用したきめ細やかターゲティング技術で、Logicadが接続している各SSP保有のバナー広告枠へ動画広告配信ができるメニューです。

②Logicad Video Ads

ソニーグループの優れた技術を基に開発した国産DSPの動画広告配信メニューです。

独自アルゴリズムを利用したきめ細やかなターゲティング技術で、アウトストリーム広告、インストリーム広告に対応をしており、PC、SP-WEB、SP-APPに動画広告を配信することができます。

③キャッチアップ広告クリッカブル配信

SpotXが保有する番組⾒逃し配信サイトのプレミアム広告枠において、自社サイト、広告商品ページなど、ご指定サイトに直接遷移させることができます。

④オーディエンスターゲティング

各ユーザーのWEBサイト上における行動履歴の解析を行うことで、あらかじめ全てのユーザーの性別、年代、興味カテゴリを推定し、広告主が要望する属性のユーザーに向けた配信が可能です。

特定分野に興味・関心のあるユーザーセグメントをオーダーメイドで作成し、配信することができます。

⑤Logicad DOOH

Logicad DOOHは、株式会社LIVE BOARDが提供する 「LIVE BOARD マーケットプレイス」と連携することで、OOHのRTB取引を可能にしました。

また、株式会社NTTドコモの携帯電話ネットワーク運用データを基にした人口統計「モバイル空間統計®」などのデータを活用することで、従来のOOHでは実現出来なかったデモグラフィックベースのインプレッション（推定到達人数）の計測を可能にしています。

⑥VALIS類似

独自開発した人工知能「VALIS-Engine」を使用した、リアルタイム類似配信手法です。

人工知能を用いてリアルタイムに有望ユーザーを識別し、更なる効果向上を図ります。

リアルタイムに有望ユーザーを分析し、即日配信することが可能です。

VALIS拡張・類似ユーザー配信では配信対象にならなかった新たなユーザーへ、VALIS類似では配信することが可能になります。

VALIS拡張・類似ユーザー配信と並走しての配信も可能。並走させることでユーザーのアップセル効果が見込めます。

⑦VALIS拡張

独自開発した人工知能「VALIS-Engine」による拡張配信手法です。

高精度な予測技術によるユーザー拡張を行いリーチを広めながら広告効果の最大化を図ります。

⑧リターゲティング

過去、広告主サイトを訪れ離脱したユーザーがLogicad配信ネットワークサイトへ来訪した際、広告主サイトへの誘導広告を配信します。

⑨類似ユーザー

広告主の既存ユーザーと特徴が似ているユーザーを独自アルゴリズムで抽出し、指定された類似度に合わせて配信が行えます。

類似ユーザーを活用することで、簡単な設定で見込度が高い新規顧客へのリーチやサイト誘導が可能になります。

⑩ダイナミッククリエイティブ

『ダイナミッククリエイティブ』は、広告主のサイトに訪れたことがあるユーザーに対して、閲覧履歴をもとにして、興味関心が高く、最適な広告クリエイティブを自動的に生成し、クリックやコンバージョンを促進します。

⑪テレビCMリアルタイム連動型広告

広告主のCMが放映された情報をリアルタイムに検知し、放映後3～8分以内に地域・性別等がセグメントされた視聴者のPC・スマートフォンなどに対してネット広告を配信できます。

スポットCMやタイムCMだけでなく、インフォマーシャル対応も可能です。

⑫ブロード

ターゲティングを掛けることなく配信する手法です。

入札単価や時間帯別配信、エリア別配信、ドメイン別配信などの配信チューニングによってキャンペーンを最適化します。

また、配信後に得られたデータを活用することで自社商材にマッチしたターゲティング情報を得ることができます。

⑬コンテンツマッチ

指定キーワードorキーワードカテゴリを元に、配信⾯を調整することが可能な機能となります。

コンテンツマッチを利⽤することにより、より訴求商材とマッチする配信⾯に絞ったターゲティングが可能になります。

⑭ビュースルーサーチ

Logicad広告接触後に検索エンジンから流⼊した数を可視化します。

ディスプレイ広告配信後、サーチ経由でのWebサイト訪問数やコンバージョン数が分かることで、キャンペーンの配信がブランドや商品の検索につながっているかどうかを確かめられます。

⑮ユーザー分析レポート

Logicadサービス機能として、分析対象ユーザーのデモグラ分析・興味関心キーワード分析・ユーザー態度変容を可視化したレポートを無償でご提供いたします。

こちらのレポートを確認することで、広告接触/サイト訪問/CVユーザーの特徴を把握することが可能になります。

⑯リエンゲージメント広告

「リエンゲージメント広告」は、アプリインストール済みユーザーに向けて広告を配信する手法です。

従来のスマートフォンアプリ向けプロモーションでは、新規ユーザーの獲得を目的としたものが中心でしたが、ユーザーのアプリ利用定着率の向上・離脱防止や休眠ユーザーの呼び戻しを目的とした広告配信が可能となります。

連携済みSDK一覧：F.O.X、AdStore Tracking、PartyTrack、Kochava、GMO MARS スマートフォン 、adjust、metaps、AppsFlyer、branch

⑰滞在時間タグ

Logicadの「滞在時間タグ」を活用する事で、より詳細にユーザーの意欲を判別し広告配信をする事ができます。

⑱「VALIS-Cockpit」連携配信

VALIS-Cockpitではスコア分析・ファネル分析・カスタマージャーニーグラフ・タグクラウド・レイヤーセグメントの全5種類の方法でデータを可視化します。それぞれの分析からセグメントを作成し、Logicadにて配信することができます。（タグクラウド・レイヤーセグメントを除く）

⑲e-Creative

Logicad e-Creativeとは、入稿されたネイティブ素材を基に、サイズ違いのレイアウトに合うように無料でクリエイティブを作成し、広告配信できるサービスです。

運営サポートの有効活用

Logicadには広告配信に関する質問に答えてくれる運営サポートセンターが設置されています。

広告業務に不慣れな方は、疑問に感じたことは積極的に質問してみましょう。
広告に関する知識が乏しい質問者にも丁寧に応対してくれます。

また、より適切な広告を配信するために助言を求めることも、効果的なマーケティングにつながります。
Logicadでは広告主や広告代理店の要望にも、可能な限り対応してくれます。
Logicadには多少使用した程度では使いきれないほどたくさんの機能があるので、サポートの力を借りて、自身に合った上手な活用方法を見つけましょう。

不動産広告においてLogicad役割は「ニーズ探偵？」

都心タワーマンションのニーズが増えている昨今では、価格が高額する現象が起きています。

それに伴い、立地の良い中古タワーマンションだけを仲介する仲介店舗が増えてきたほどです。

現在都心では70㎡基準で約8,000万円超のマンションも珍しく無く、過去最高にタワーマンションが高い時期を迎えていると言っても過言ではありません。

またリモートワークの普及によって広島・松山・高松など他府県の郊外でもニーズの増加し、全国的にマンション価格は上がる一方です。

不動産業界で一番の問題はマンション用地ニーズの増加によって用地価格の高騰による用地取得の難しさがあります。

この状況下で結果を出しやすいのが、Logicadの特徴となっています。そんなLogicadを効果的に使った広告事例を紹介させて頂きます。

Logicad活用事例『マンション事業』

昨今中心地から離れているのに中心地を語るマンションが増えてしまい、実際に住んでみたら今迄住んでいた高級マンションよりも設備や立地等、様々な面で不満の残る物件を買いたくないユーザーの為にと考えたマンション事業事例です。

それは高級マンションにターゲットを絞ったマンションリノベーションです。通常都心にマンションを購入すると70㎡基準で約8,000万円以上しますが、マンションリノベーションで今住んでいる住み慣れた街で住まいを新しくする事が出来たら今のマンション購入の半額以下で実現出来る事を伝えたいご要望を頂きました。

コロナ禍で自宅に居る機会が増える中マンションリノベーションの要望が多くなるのは当然の事なのかもしれません。そこでターゲットは現在タワーマンションに住まいの方々なのですが、この数十年でタワーマンションの数は増え続け、どのタワーマンションにニーズがあるのかは分かりません。

そこでLogicadを利用したジオターゲティング広告を行う事で、高級リノベーションを希望するマンションを絞り出す事に成功しました。

それによってまたユーザーのニーズを探偵の様に分析する事が可能になりました。

私たちとユーザーニーズを把握して無駄の無い不動産広告を実現し新たな事業サービスを探しませんか？