不動産広告に適した撮影方法は?写真を活用するメリットをご紹介
不動産広告に載せる写真の存在は、お客様の集客を左右するほど重要です。
そこで今回は、不動産広告で物件写真を活用するメリットや不動産広告に適した撮影方法をご紹介します。
不動産広告を撮影する際のポイントもご紹介するので、参考にしてください。
目次
- 不動産広告で写真を活用する3つのメリット
- 不動産広告の主な撮影方法3選
- 不動産広告の撮影を行う際の4つのポイント
- 【事例1】スマホでの撮影データは実はめちゃくちゃ進化している。
- 【事例2】コーディネートで生まれる生活感イメージ
- 不動産広告に適した撮影活用の役割は「平面的どこでもドア?」
不動産広告で写真を活用する3つのメリット
不動産広告で物件の写真を活用する際、次のようなメリットがあります。
- 物件の魅力を伝えられる
- 新規客からの集客力が上がる
- 物件のイメージがしやすい
不動産広告に物件の写真を掲載することで、住まいの魅力を伝えられ効果的にターゲット層にアプローチすできます。
どのような効果を得られるのか詳しく確認していきましょう。
1.物件の魅力を伝えられる
不動産広告で物件の写真を掲載すれば、文字情報だけでは伝わらない視覚的な魅力を伝えられるメリットがあります。
例えば、内観写真であれば、リビングやキッチン、浴室などを撮影して部屋の広さや明るさ、内装イメージを伝えることが可能です。
物件を外から撮影すれば、どのようなデザインの外観か写真を通して伝えられます。
近年は上空から物件を撮影して近隣状況を伝えるケースも多いです。
文字情報だけでは物件の魅力は分かりづらいですが、物件写真なら視覚的に分かりやすく伝えられます。
2.新規客からの集客力が上がる
近年は、ネットで不動産物件を検索して住まいを探すお客様も少なくありません。
検索したお客様は、ネットに掲載された物件写真を見て内見するかどうか判断するケースも多いです。
それほど多くのお客様は写真を重要視しているのです。
不動産広告で物件写真を掲載すればネットで物件を探す方の目に留まり、新規顧客の集客に繋がることもあります。
ただし、単に物件写真を掲載してもお客様を惹きつけられません。
いかにお客様の目に留まるかを意識して不動産広告の写真を撮影することが大切です。
3.物件のイメージがしやすい
お客様にとって物件写真は重要な判断材料です。
不動産情報サイトのある調査によると、およそ8割の方は不動産会社を選ぶポイントに「写真が豊富であること」を挙げています。
それほどお客様は物件の写真を重要視しているのです。
多くの方が写真が多いことを望んでいるのは、写真から物件のイメージがしやすいことが挙げられるでしょう。
物件の写真から内観や外観の雰囲気が伝わり、実際に物件に住んだときのイメージを想像しやすくなるのです。
不動産広告の主な撮影方法3選
不動産広告に掲載する物件の撮影方法は、モデルハウス・近隣環境・ドローンなどがあります。
単に内観と外観を撮影しただけでは、物件の魅力はお客様に伝わらないので集客にも繋がりません。
いかに物件写真から自分が住んだときのイメージを持ってもらうかが重要なポイントです。
近年は、ドローンだと最新機器を使用した撮影も多くなっています。
ここからは、不動産広告の撮影方法を確認していきましょう。
1.モデルハウス
販売や賃貸の対象となる物件の撮影を行います。
内観撮影では、リビングやキッチン、ベットルーム、洗面台、お風呂場、玄関、窓から見える景色など細かく撮影するのが一般的です。
なかには昼と夜の見え方の違いを伝えるために、明るい時間帯と暗い時間帯の両方を写真に収める場合もあります。
物件を探すお客様がどのような情報を得たいのか、具体的にイメージしながら撮影を行うことが大切です。
モデルハウスの撮影についての詳細記事は下記をご参照ください。
【参照記事】不動産広告におけるモデルハウス撮影のコツ!注意点についても解説
2.近隣環境
内観や外観だけでなく、近隣情報を確認したいと考えるお客様もいます。
そのような要望に応えるために近隣環境の撮影を行うことが大切です。
例えば、物件の入り口やベランダから見た外の風景、自転車やゴミ置き場、メールボックス、防犯カメラ、エントランスなどを撮影します。
実際に住んでいるときのイメージを持ちやすいように物件近くにある施設を写真で紹介する事例も多いです。
どこまでの情報を掲載するかは社内で検討しましょう。
3.ドローン
近年は、無人航空機のドローンを使用して俯瞰的に物件の撮影を行う事例もあります。
より高い位置から物件を俯瞰的に撮影するので、近隣情報なども伝えやすくなるメリットがあります。
また、物件のイメージ写真で活用されることが多いのも特徴です。
魅力的な物件のイメージ写真を撮影できれば、1枚の写真から興味を持ってくれるお客様もいます。
ただし、ドローン撮影には国土交通省の承認申請が必要です。
ドローン撮影についての詳細記事は下記をご参照下さい。
【参照記事】不動産業界でドローンを活用する方法!事例や注意点についても解説
不動産広告の撮影を行う際の4つのポイント
不動産広告の写真を撮るときに注意したいポイントは、次のようなものがあります。
- 写真は明るくきれいに見せる
- 複数の写真を撮影して良いものを選ぶ
- 建物ビジュアルも撮影する
- ターゲットに応じて撮影する
ただ物件の内観と外観を撮影してもお客様を惹きつけることはできません。
少しでも集客に繋げるためにポイントを踏まえて写真撮影を行いましょう。
1.写真は明るくきれいに見せる
不動産広告に掲載する物件を撮影するときは、外が明るい時間帯に行うのがポイントです。
物件探しの条件に日当たりを重視するお客様も多いため、暗い時間帯に撮影するとイメージしにくくなります。
また物件写真が明るいと、初見で見たお客様は「清潔感がある」「開放感がある」といったポジティブな印象を抱きやすくなるのです。
不動産広告に載せる物件写真を撮影するときは、明るくきれいに撮れるように心がけましょう。
2.複数の写真を撮影して良いものを選ぶ
物件写真を撮影するときは、時間が許す限り複数枚の写真を撮りましょう。
カメラではうまく撮影できたと感じていても、実際に出来上がった写真を確認すると「イメージ通りに撮れていなかった」といった問題が起こることもあります。
その場で1枚1枚確認しながら撮影を進めると時間がかかってしまうので、少しずつアングルや明るさを調整しながら複数の写真を撮影しましょう。
その中から、もっとも不動産広告に適した写真を選ぶことでより効果を発揮できます。
写真選びのときは、プロの意見も参考にするといいでしょう。
3.建物ビジュアルも撮影する
物件写真を撮影するときは、内観だけでなく外観もしっかりこだわって撮影しましょう。
特に購入物件の場合は、その物件の外観のきれいさを確認したいお客様も多くいます。
最近はリノベーション物件も増えているので、どんなに内観が良くても外観の経年変化を理由に興味をなくしてしまうお客様もいるかもしれません。
一人でも多くのお客様の目に留まるように外観も工夫して撮影を行うことが大切です。
外観の写真が建物の入り口や正面だけでなく、ドローンを使用した写真撮影もおすすめです。
近隣状況もわかるので物件の情報を詳しく伝えられるでしょう。
4.ターゲットに応じて撮影する
不動産広告に載せる物件の撮影を行うときは、ターゲットに応じて撮影することが大切です。
例えば、子どもがいる世帯の主婦をターゲットにするなら自転車置き場や防犯カメラ、キッチン周りを確認したいと考えるでしょう。
女性の単身世帯がターゲットなら、キッチンやトイレなど水回りの清潔感を印象付ける写真を撮影することが重要です。
ターゲット層の集客が増えるように、ターゲットがほしい情報に応えられる写真撮影を行うことが大切でしょう。
【事例1】スマホでの撮影データは実はめちゃくちゃ進化している。
今までの記事では撮影方法や撮影の仕方など、物があって撮影の仕方が選べる方のお話になってしまっていたなかと思います。
じゃあ機材がないと撮影は出来ないの?そんなことはありません。
スマホで撮影は十分に出来ます!
下記に、一眼レフとiPhone13 Proで撮影した写真を掲載します。
正直どちらが、一眼レフでiPhoneなのか分からないぐらいの写真が撮れます。
(同じ角度の写真ではないため、色合いなど違いはありますが…)
写真サイズも大きく、解像度も高いため、WEB上での使用はもちろんですが、大きいチラシなどでも十分に使用可能です。
こちらは寝室の写真になります。
外観写真よりも更にどちらがどちらの写真か簡単には分からないかと思います。
このように撮り方次第では、一眼レフのような立派な機材がなくても十分キレイな写真を撮る事が可能です!
【事例2】コーディネートで生まれる生活感イメージ
モデルハウスは完成した状態だと当然ですが家の中は空っぽで、がらんとした状態をお客様に見てもらう事になると思います。
ここで契約率を上げるための施策の一つが、モデルハウスのコーディネイトです。
ソファやダイニングテーブルを置いて、ラグを敷いてグリーンを飾ったリビングはどのくらいの広さになるのか、室内イメージはどう変わるのか。
何もない部屋のモデルハウスより、家具や調度品でスタイリングされた部屋の方が、生活感をイメージしてもらいやすくなるためです。
以前私たちが承ったモデルハウスコーディネイト撮影事例をご紹介します。
白と木目で色調が統一されていたリビングに、ラグやグリーンなどでカラーのアクセントをつけ、鮮やかになりました。
コーディネイトのアイテムを色々探して用意した時の写真です。
事例:堀田晃和株式会社様 「グレーシア中三倉堂」(完売済)
このように生活感を演出させることで、室内のイメージをアップさせる事もできます。
不動産広告に適した撮影活用の役割は「平面的どこでもドア?」
まず「不動産」は、民法で規定される「土地および土地に定着している物」を言います(86条1項)。それ以外は「動産」といいます。
なのでパソコンやスマホの様に現物を取り寄せたり、近場に同じ商品を見に行くのは不可能なのをまず理解してください。
今回のテーマの写真を活用するメリットを一番伝えたい人は購入者と資金援助者ですよね。現地に行ってマンションや戸建てを検討した場合、どうしても忘れてしまう物件のメリットをポイントにまとめて撮影を行い「目に留まる写真」を意識しましょう。
撮影ポイントが見つからない住まいは単純にポイントが無い住まいです。どんな住まいでもポイントを見つけ出したい場合は私達にご相談下さい。写真を見ただけで「どこでもドア」の様に、その住まいが想像できる写真撮影方法が私達にはあります。