不動産業界でドローンを活用する方法！事例や注意点についても解説

目次

1. 不動産業界におけるドローンの活用事例
2. ドローン撮影の注意点
3. ドローンを不動産の販売や管理に活用しよう
4. 不動産広告にドローンを活用
5. まとめ：不動産におけるドローン活用

不動産業界におけるドローンの活用事例

ドローンは、簡単に操作できること、垂直離着陸が可能で滑走路を必要としないこと、遠隔操作で動画や写真を撮影できることなどの特性から幅広い業界で活用されています。

実際に不動産業界でもドローンの利用は増えており、さまざまなシーンで活躍してきました。

主な活用事例としては次の6つが挙げられます。

それぞれのシーンでどのように活用されているのか、詳しくご紹介させていただきます。

販売物件を俯瞰で見る

例えば住宅やビルなどが密集して建てられているエリアでは、ひとつひとつの物件の形を正確に把握することは難しいでしょう。

隣接する物件とどの程度の距離があるのか、また、どの場所であれば窓をつけやすいのかなどを道路などからは確認することは困難です。

しかし、ドローンを使えば、販売物件を俯瞰で見ることができます。

物件の形がくっきりと見えるだけでなく、隣接する物件との距離や窓をつけるのに適した場所なども、容易につかむことができるでしょう。

販売物件の状態を正確に知るため、あるいは建設時やリフォーム時に正確な設計図を描くためにもドローンを活用できます。

撮影した写真や動画を宣伝資料に用いる

地面から物件を撮影すると、立体感のある写真になります。

また、実物以上に大きく見せることがあるでしょう。

しかし、いつも地面から写真を撮影するのでは、物件紹介のパンフレットやサイトは単調なものになってしまいます。

また、実物以上に大きく見せてしまうので、実際にお客さまが物件を見たときに「こんなに小さいとは知らなかった」とがっかりするかもしれません。

ドローンを用いることで、上空から俯瞰的に、あるいは真正面から全体像を撮影したりすることが可能になります。

さまざまな角度から撮影した写真を物件紹介の宣伝資料に用いれば、変化に富んだクオリティの高いパンフレットやサイトが完成するでしょう。

また、写真ではなく動画を撮影することで、よりリアルにお客さまに物件を紹介することができます。

さまざまな角度から物件の魅力をアプローチすれば、より深くお客さまは物件について知ることができ、購入判断などにも活かせるでしょう。

高層物件からの眺望もリアルに紹介できる

高層マンションの場合であれば、さらに活用範囲が広がります。

ドローンを利用することで、階数ごと、方角ごとの眺望もリアルに紹介できるでしょう。

高層マンションは戸数が多いため、実際に各戸、各部屋からの眺望を撮影するのは手間と時間がかかりますが、ドローンであれば人間は移動する必要がないので、画像を編集する作業だけで完了します。

また、朝昼晩と時間を変えて撮影すれば、さらに部屋からの眺望をリアルに理解できるでしょう。

不動産は決して安い買い物ではありません。

満足できる物件を購入するために、時間ごとの変化を知りたいというお客さまも多いと想定されます。

ドローンを活用して部屋ごと、時間ごとの眺望を紹介し、お客さまの満足度を高めていきましょう。

周辺の街並みも紹介できる

不動産の購入や賃貸を検討しているお客さまは、物件自体についても深い関心を持っていますが、それと同じほど周辺環境についても知りたいと考えているでしょう。

しかし、周辺環境を知るためには周囲をじっくりと歩き込む必要があり、さらに夜間や昼間などのように時間をかえて調査することも必要です。

時間がないお客さまにとっては、不可欠ではあるものの手間がかかる作業になるでしょう。

ドローンを使って周辺環境を撮影すれば、お客さまは実際に歩き回らなくても周囲の様子や生活施設などを把握することができます。

お客さまの手間と時間を節約できるだけでなく、不動産会社の担当者にとっても案内する手間と時間の削減に繋がるでしょう。

近年はVR動画などを用いて物件に行かずに内見できるサービスを提供している不動産会社もありますが、周辺環境についてはVRで視聴できないことが一般的です。

内見は不動産会社の事務所で済ませることができても、結局は周辺環境を調べるために現地に行かなくてはならないという状況にもなりかねません。

物件の内部はVR動画、周辺環境はドローンによる動画と分けてお客さまに紹介することで、不動産会社の事務所ですべての情報を提供することも可能になります。

複数の物件を1日で全部チェックしたいと考えている忙しい方、東京から大阪や京都などの遠隔地の物件を探している方などにも、役立つサービスとなるでしょう。

建設中の物件の検査

建物を建設するときは、塗料が余計なところについていないか、飛来物などによりひび割れが生じていないかなど、こまめに確認しつつ作業を進めていく必要があるでしょう。

しかし、検査には時間がかかり、あまり頻繁かつ丁寧に実施していると、建設の進行自体が遅れることにもなってしまいます。

ビルや高層マンションなどの大型物件であれば、建設中に起こったことを肉眼で把握するのはさらに困難になるでしょう。

高い場所であれば危険も伴い、調査をせずに建設を進めていくことにもなりかねません。

ドローンを活用すれば、建設中の物件の検査も地上からの操作だけで実施できます。

高所の検査も危険を伴わないので、安全性を保ちつつ進めていけるでしょう。

建設後の物件の管理

建設後も物件管理は必要です。

トラブルが起こったときは早めに気付き、早めに修繕などの対応をすることでより物件を良好な状態に保ち、長持ちさせることができます。

しかし、階上部分の外壁や屋根などはこまめにチェックすることは困難です。

検査の度に足場を組むのでは費用がかさんでしまうでしょう。

ドローンを活用すれば、建設後の物件の定期管理作業も簡易化できます。

地上でドローンを操作するだけで屋根などの高所もチェックできるので、ひび割れやカビ、サビなどに早期に気付くことができるでしょう。

物件を美しい状態で長く利用するためにも、ドローンを使って定期的かつ詳細な管理を実施できます。

空き家調査

平成30年の住宅・土地統計調査によれば、日本には850万戸弱の空き家があります。

実に住宅全体の13.6％を占めており、倒壊などの危険や治安の悪化などを危惧する方も少なくありません。

空き家は戸数が多く、持ち主が不明になっているものもあるため、自治体でも適切に管理できていないのが現状です。

ドローンを活用して空き家の調査を行い、倒壊を未然に防ぐこともできるでしょう。

参考：総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査 特別集計　共同住宅の空き家についての分析」

大規模施設の警備

大規模施設の警備にもドローンを活用することができます。

規模の大きな施設を隅々まで警備しようとすれば多数の人員を必要としますが、ドローンであれば少ない人数で対応できるので人件費の削減にも繋がるでしょう。

また、建物の外側などの死角になる場所も、ドローンであれば確認することが可能です。

犯罪を未然に防ぐためにも、ドローンを活用できるでしょう。

詳しい情報は、下記資料ダウンロードよりお問い合わせください。

ドローン撮影の注意点

ドローンは管理や調査、空撮などに対応できるので、不動産業界で幅広く活用することができます。

しかし、場所によっては飛行申請や許可なので注意が必要です。

例えば、空港周辺や150mを超える上空、人家が密集した場所、道路の上、国の重要施設や重要文化財の上空やその周辺などは、ドローンを飛ばす前に許可を得なくてはいけません。

また、港や山地でも許可が必要なことがあります。

夜間などに飛ばすときも許可を申請することが必要です。

ドローンを特定の場所で飛ばすときは、その場所を管理している事務所などに問い合わせ、許可を申請するようにしましょう。

ドローンを不動産の販売や管理に活用しよう

ドローンを不動産物件の管理や警備などに活用することで、安全性を高めるだけでなく、人件費の削減にもつながります。

また、ドローンでマンションなどからの眺望を撮影すれば、お客さまは不動産会社の事務所に居たままリアルな情景を確認できるでしょう。

ドローンは物件周辺の環境を撮影することにも適していますが、場所や時間によっては許可を求める必要があります。

ドローンを利用する際にはルールを守り、不動産の販売や管理に活用していきましょう。

不動産広告にドローンを活用

↑ガーデンタウン「さつき台」https://satsukidai.jp/

普段よく不動産広告で目にする航空写真では、物件までが遠すぎて、細かな描写ができなかったり、どうしても風景に溶け込んでしまいがちです。しかし、ドローンなら今まで見ることができなかったアングルからの撮影が可能になり、被写体を大きくダイナミックに撮影することができます。

しかし、通常の航空写真とドローンによる撮影の大きな違いは、手軽に安価で撮影をできる点でしょう。ドローンであれば、セスナやヘリコプターをチャーターする必要がなく、現地にドローンを持って行き、そこを発着点にして撮影するだけなので、手軽にそして安価に実施できます。（操縦する人と周りの安全を管理する人と2人は必要です。）

眺望写真もひと昔前までは、クレーンを手配して撮影していたものが、ドローンで高さを調整すれば、ぐるりと一周撮影することもできます。

マンネリ化していた広告が、ドローンでなら手軽に今までとは少し違う訴求が可能です。

まとめ：不動産におけるドローン活用

今回の記事を通して少しでもドローン活用について、理解が深まれば幸いです。

私たちはこれまでの不動産業界との取引事例から、あなたにあった最適な提案を行うことができると自信を持って言い切ることができます。

 

上記に当てはまる方は是非一度お問い合わせよりご連絡ください。

貴社の売り上げ向上を目的とした、最適なご提案を準備させていただきます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

ぜひ一度ドローンでの撮影をお願いしたいという方は、お気軽に私たちまでお問い合わせください。