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ネーミングが売上を左右する?物件ネーミングの重要性とポイントをご紹介

今回は物件のネーミングについてお話したいと思います。
不動産広告において物件のネーミング立案やロゴマーク開発は欠かせないお仕事のひとつです。
新築でマンションを建設する場合、設計プランと同時進行で決めるのがマンションの名称です。
名前ひとつで物件のイメージは大きく変わりますし、
実はマンションの名称と入居率には深い関わりがあると言われています。
しかし、実際にネーミングするとなると難しいもので、
悩まれている担当者様も多いのではないでしょうか。
ここでは実際にネーミング立案に携わったときに気をつけたいネーミングのルールや
ポイントなどについてご紹介していきたいと思います。

物件ネーミングの重要性とその戦略的アプローチ

不動産広告において、物件のネーミングとロゴマーク開発は重要な要素です。特に新築マンションの場合、設計プランと同時進行で名称を決定する必要があり、その名前一つで物件の印象が大きく変わり、入居率にも影響を与えると言われています。

ネーミングの目的と重要性:
物件名は単なる識別子以上の役割を持ちます。「名は体を表す」という言葉通り、商品・サービスの具体的なイメージを想起させ、強い印象を与え、購買意欲を促進する重要な要素となっています。特に物件探しの最初の段階で目にする名称は、無意識のうちに選考に影響を与える可能性があります。

物件名称の決定ルール:
不動産公正取引協議会連合会が定める「不動産の表示に関する公正競争規約」では、以下のような基準が設けられています:

  • 慣例として使用されている地名や歴史上の地名の使用
  • 最寄り駅名の使用
  • 公園、庭園などの施設から300メートル以内の場合、その施設名の使用
  • 50メートル以内の道路名の使用が可能

効果的なネーミングの5つの基本ポイント:

  1. 理解のしやすさ:誰もが理解できる平易な表現を使用
  2. 良好な音感:発音のしやすさと聞き取りやすさを重視
  3. 適切な長さ:7文字以内を理想とし、記憶されやすい長さに
  4. 建物イメージの反映:建物の特徴や周辺環境を考慮
  5. 印象の残りやすさ:独自性があり、記憶に残る工夫を施す

よく使用される要素:

  • 外来語・外国語:英語、フランス語、イタリア語など
  • 建物イメージを表す言葉:タワー、レジデンス、ガーデンなど
  • 地名:特にブランド力のある地域名
  • 環境や特徴を表す言葉:自然、眺望、デザインなど

近年のトレンド変化:
かつて一般的だった「ハイツ」「コーポ」「○○マンション」といった言葉は、時代遅れな印象を与えるとして、現在ではほとんど使用されなくなっています。代わりに、洗練された外国語や、建物の特徴を表現する独創的な造語が好まれる傾向にあります。

名称変更について:
既存の物件名は変更可能ですが、以下の手続きが必要となります:

  • 不動産登記の変更
  • 各種公共サービス(電気、ガス、水道等)への届出
  • 入居者への事前通知(通常1ヶ月前)
  • 居住者の各種住所変更手続きへの配慮

効果的なネーミング戦略:

  1. 非類似性の重視:他の物件との差別化
  2. オリジナリティの追求:独自の組み合わせや造語の検討
  3. 商標確認:既存の商標との重複を避ける
  4. マーケティング視点:ターゲット層への訴求力を考慮
  5. 将来性の考慮:時代とともに古びない表現の選択

このように、物件ネーミングは単なる名付けではなく、マーケティング戦略の重要な一環として捉える必要があります。適切なネーミングは物件の価値を高め、効果的な販促活動にも寄与する重要な要素となります。そのため、語彙力だけでなく、マーケティング力やアイデア創出力も含めた総合的なアプローチが求められます。

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