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2022/01/21
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ウェビナーとは?メリットと運用ポイントを解説

ウェビナーとは?メリットと運用ポイントを解説
編集者:C11

感染症対策などの影響から、企業がユーザーにサービスの理解を深めたり活用方法を紹介する「セミナー」を開催することが困難になって久しいですが、その代わりに身の回りでウェブ上で開催されるセミナー、いわゆる「ウェビナー」が開催されることが増えているのではないでしょうか?

今までのオフラインで開催されていたセミナーに比べると、ウェビナー運用は求められる人的・金銭的・時間的コストが低く、スモールスタートが出来るといったメリットがあります。

すでに成果を出している話を聞いたりして、ウェビナーのことが気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回はウェビナーのメリットやデメリットに加え、ウェビナーを行う方法を基礎から解説します。

目次

  1. ウェビナーとは?
  2. ウェビナーのメリット・デメリット
  3. ウェビナーの使用ツールと配信方法
  4. ウェビナーを行う時の注意点やコツ
  5. 不動産広告におけるウェビナーの役割は「気付きと決定?」
  6. 最後に

ウェビナーとは?

ウェビナーとは、ウェブ(Web)とセミナー(Seminar)から新たに作られた言葉で、インターネットで結ばれた環境を利用して行われるセミナーのことです。

「オンラインセミナー」や「ウェブセミナー」などと呼ばれることもありますし、必ずしもLIVEで配信、視聴されるわけでもなく、録画したものを配信するケースも増えています。

ウェビナーが行われるようになって、遠隔地からセミナーを視聴するなど、今まではできなかったこともできるようになり、新たな学びの形、リード獲得の形としてすっかり定着しました。

ウェビナーのメリット・デメリット

ウェビナーのメリット

費用があまりかからない

ウェビナーは、基本的にパソコンやモバイルさえあればソフトをインストールするだけで開催と参加ができます。

オフラインセミナーが基本だった時代、会場を借りるための使用料・機材の用意・講師の移動費用など、主催者側の費用負担は少なくありませんでした。

かかるコストに対して参加者数が足りない場合、ビジネス的な費用対効果はかなり悪化してしまいます。

ウェビナーの場合、準備しないといけないものは一般的なオンラインミーティングで使う機材程度で済み、他にかかるコストはセミナー配信用のツール使用料ぐらいです。

参加対象者を幅広く募集できる

受講者(ユーザー)側にとってもウェビナーは会場までの移動コストがかからないのが大きなメリットです。

いままでは、都市部でさまざまな規模のセミナーが開催されていても、地方にいるユーザーは参加する機会が限られていました。

オンライン開催が主流になったおかげで、今では遠く離れていても気軽に参加できるようになりました。

参加が見込める対象ユーザー母数が増大したことで、集客リスクが軽減されるのはセミナー開催を検討している企業にとっては挑戦しやすくなったと言えます。

主催者側にとっても地理的な制約がなくなったことにより、地方の企業でも都市部のユーザーに対してアプローチが可能となったことも大きな利点です。

対人接触がない

ウェビナーではパソコンやモバイルを使用して離れた場所での通信を行うため、対人接触がありません。

テレワークが比較的一般化し、普段の業務でもウェブ会議が頻繁に行われている現在では、同じようなインターフェースで享受できるウェビナーは参加ハードルが低いことに加え、対人接触がないことで感染リスクを考慮、対策する必要がありません。

ウェビナーのデメリット

通信障害の影響を受けやすい

ウェビナーはインターネットを利用してセミナーを行うため、回線が不調になると通信障害の影響を受けます。

通信速度が低下したり、タイムラグが発生したりすると、酷い場合はセミナーの進行を妨げることもあり、このような通信障害はリアルなセミナーでは起こらないデメリットです。

参加者同士のコミュニケーションが困難

ウェビナーは対面ではなく、基本的に他人の顔が見えないので、コミュニケーションが図りにくいというデメリットがあります。

チャットなど、Web上ならではのコミュニケーション手段に慣れていないと、伝えたいことが上手く伝わらない可能性が高くなります。

参加者の途中離脱につながりやすい

ウェビナーは直接会場に足を運ばないので、気軽に参加できる分、視聴の途中で飽きてしまったり集中力が落ちやすいデメリットがあります。

そのため、直接会場に足を運ぶ場合は途中退席はしないユーザーも、オンラインであればそれを留める手段はありません。

主催者が求める効果を得るためには、参加者を飽きさせないような工夫が必要です。

ウェビナーの使用ツールと配信方法

ウェビナーで使用するツール

ウェビナーで使用するツールには、無料で使用できるものがいくつかあります。

配信者一人または一組に対して複数の参加者が視聴する形としては、「YouTubeライブ」「Facebook Live」が代表的です。

参加人数制限はなく、コミュニケーション手段としてはチャットが可能ですが、音声の送信は配信者側からしかできません。

それに対して、Web会議のような形で双方が音声でやり取りできるツールもあります。

その代表的なものが「Zoomミーティング」で、基本無料で利用できることもあって世界中で利用されています。

無料版の欠点は最大で100人までしか参加できないことと、グループミーティングは最大40分という時間制限があることです。

Zoomには、よりウェビナーに適したツールとして有料版の「Zoomウェビナー」も用意されており、
本格的なウェビナーを開催したい場合はそちらがおすすめです。

また、コミュニケーションツールとして以前から広く利用されている「Skype」や、Microsoftが提供する「Google Meet」もウェビナーに使用できます。

さらに、最近ではウェビナーのために開発された専用ツールもあり、「コクリポ」「ネクプロ」がその代表です。

コクリポはウェビナーに特化したツールで、シンプルさを追求して開発されており、初心者やデジタルツールに詳しくない人でも簡単に利用できます。

プランはフリー・ビジネス・エンタープライズの3種類が用意されており、ビジネスは最大100人、エンタープライズは最大300人が参加できます。

ネクプロは、よりビジネスに特化したツールで、ウェビナーを開催するだけにとどまらず、ランディングページの制作やアンケートその他の分析機能まで追加されています。

ウェビナーを通じて精力的に商談成立を目指したい人や企業におすすめのツールです。

ウェビナーの配信方法

ウェビナーを配信する方法には、おもにライブ配信とオンデマンド配信の2種類があります。

ライブ配信はリアルタイムで配信する方法で、参加者の反応を見ながら柔軟に対応することができます。

オンデマンド配信は録画した映像を配信する方法で、参加者が見たい時間に何度でも視聴することができます。

ウェビナーの開始手順

1.企画の立案

まずはウェビナーを行う目的を明確にし、何を達成したいかという企画を立てます。

ビジネス目的で開催されるセミナーなので、オンライン、オフラインを問わず目的はリード獲得やサービス理解度の向上の場合がほとんどでしょう。

自社サービスの有用性や活用方法・事例を伝える内容にすることはもちろんですが、
参加者の目線に立ち、参加者に対してどのようなメリットを与えることができるのかを考えておかないと、ウェビナー受講自体の満足度が得られずブランド棄損につながりかねないことにも留意して企画しましょう。

2.集客活動

ウェビナーに多くの参加者を呼び込むためには、集客活動が必要で、公式サイトでの告知が中心となりますが、それだけでは十分とは言えず、より多様な集客活動が望まれます。

TwitterやFacebookなどのSNSを利用したり、リスティング広告などを利用して広告活動を行うことも必要かもしれません。

また、オフライン開催の場合でもセミナー告知用のメディアを利用したりしますが、ウェビナーでも登録可能なものがあります。

また、今までのセミナー受講者や、メルマガ登録者、名刺交換をしたことのある方々などにもメール等でお知らせするなど、ハウスリストを最大限活用しましょう

特にSNSは拡散性が高く、幅広い客層に情報を広められることがメリットです。

ハッシュタグなどでセミナー内容のカテゴリなどを記載しておけば、情報感度の高いユーザーの検索にヒットすることもありえます。

Facebookには「リード獲得広告」と呼ばれる配信手法があり、Facebook上で申し込みを完了させる広告を出すことができるので、ハウスリストなどの集客基盤が足りない場合には積極的に利用しましょう。

Facebookの広告についての記事についてはこちらをご参照下さい。
【参照記事】Facebook広告とInstagram広告の特徴とそれぞれの成果を上げるコツ

配信ツールの選択

ウェビナーを開催するためには配信用ツールが必要ですが、最も多く使用されているクラウドのサービスの1つとしてZoomがあります。

Zoomはおもにオンライン会議などで使用されているツールですが、ウェビナーで使用することも想定したプランがあり、知名度も高く参加者にもなじみが深いのであたらめて説明する手間がかからず、採用するメリットが高いです。

多くの人が操作に慣れているので、まずはZoomを利用してみるのが良いでしょう。

Zoomをウェビナーに利用するには、無料プランのある「Zoomミーティング」か、有料サービスの「Zoomビデオウェビナー」のいずれかを選ぶことになります。

おもにオンライン会議やミーティングに利用されるZoomミーティングは、基本的に参加者が100人までで、利用時間も最大40分に制限されています。

より本格的にウェビナーを行いたいのであれば、年額53,800円のZoomビデオウェビナーを利用しましょう。

利用できる時間制限はなく、参加者もライセンスに応じて最大1万人まで増やすことができます。

配信環境と機材の準備

配信するために必要な環境と機材を準備します。

具体的には、配信作業が行いやすい部屋・インターネット回線・パソコンやモバイル端末・Webカメラとマイク・照明器具などがあります。

配信を行う部屋は、配信する映像が見苦しくならないように清潔感のある明るい部屋を選びましょう。

バーチャル背景に変更できる配信ツールなども一般的ですので、講師側は氏名と社名・肩書などを記載しておいたバックボードなどを制作しておくのも手です。

インターネット検索すれば、無料で提供されているテンプレートなどが見つかります。

使用するインターネット回線は、高速で安定したものを選ぶことによって通信障害のリスクを軽減し、参加者にもストレスなく視聴してもらえます。

5.リハーサル

まだウェビナー開催に慣れないうちは、当日スムーズに配信できるようにリハーサルを行っておくことが重要です。

回線スピードなど技術的な配信環境のチェックはもちろんですが、講師のスライドの時間配分や司会者との連携、アンケートやプレゼントを実施する場合にはその入手方法など、オンラインでの開催を意識して進行を考えます。

開催当日と同じような環境を用意し、配信する内容が参加者に対して「しっかり聞き取れるか」「映像に乱れはないか」「提示する資料は見えにくくないか」など細部までチェックします。

最後まで受講してくださった参加者に対してのメリットなどを冒頭に告知しておくと、ユーザー離脱率を軽減させることが期待できます。

ユーザーの期待値を高める仕掛けを企画し、スムーズな導線になっているかまでリハーサルで確認しておきましょう。

6.開催URLの送信

ウェビナー開催の日時が近づいてきたら、参加希望者にあらためてメールなどで開催URLを送信します。

ウェビナーは参加しやすいメリットがある反面、参加者が予定を忘れやすい傾向もあるので、確実に参加してもらえるようにリマインドすることが重要です。

また、当日に映像が視聴できないという事態に陥らないように、参加に必要な通信環境を丁寧にお知らせしておくことが、当日のトラブル回避につながります。

7.ウェビナー開催

ウェビナーを開催する日には、通信トラブルのリスクを軽減するために開始の30分ほど前から通信テストを行っておきましょう。

特に共催セミナーなど、複数社が関与して行う場合、トラブルに対処するサポートメンバーをあらかじめ決めておくと、もしもの時に慌てず配信を続けられます。

ウェビナーを行う時の注意点やコツ

快適な配信が行えるカメラとマイクを使用する

近頃のノートパソコンにはWebカメラが内蔵されていることが多くなっています。

もちろんウェビナーでも使用することができますが、あまり快適とは言えません。

ウェビナーでは後付けのWebカメラの使用をおすすめします。

ノートパソコンだとカメラの位置を変更することができないので、角度によっては講師の表情が魅力的にならない場合があります。

解像度の高いものも多いので、後付けのカメラのほうがウェビナーに適しています。

またマイクもノートパソコンに内蔵されているものは雑音などを拾いやすく、講師が姿勢を変えたりしてマイクとの距離が離れてしまった時に相手に聞こえづらいことがあるので、後付けのヘッドセットを使用するほうが望ましいでしょう。

Bluetoothで接続するタイプのものも出来るなら使用を避け、イヤホンジャックに繋ぐものにしてください。

ウェビナーは、音声の遅延やトラブルに対して受講者が指摘することは難しい環境です。

あらかじめ映像の遅延や音声トラブルの原因になりそうな要素はつぶしておきましょう。

リアルなセミナーとの違いを踏まえて情報配信を行う

ウェビナーを開催するときには、必ず事前にリアルなセミナーとの違いを理解して企画を立てましょう。

会場に直接来てもらうリアルセミナーでは、自社の商品を直接見てもらったり触れたりしてもらえるので、商品の強いアピールになります。

そのため、セールス性の強いメッセージでも具体的にイメージしやすく、成約につながる可能性が高くなります。

しかしウェビナーでは映像でしか見てもらうことができないですし、そもそも参加のハードルが低いこともあり必ずしも成約率は高くありません。

参加者も、サービスに対してニーズの高まっているいわゆる顕在顧客層が参加しているというよりも、その前段階の潜在顧客層が参加していることが多いのです。

ウェビナーでは、まずは自社の商品やサービスを知ってもらい、事例や導入メリットに興味を持ってもらえるような情報発信を行うにとどめ、その後のフォローの手段までを企画しておかねばなりません。

参加者からのレスポンスを感じ取るためにチャットを併用する

ウェビナーはリアルなセミナーと違って、参加者の表情などが見えないので、配信内容に対する反応をつかみづらい特徴があります。

参加者を配信に引き込むためにも、音声での配信と並行してチャットを利用するなど、参加者にもコミュニケーションが取りやすいように工夫しましょう。

不動産広告におけるウェビナーの役割は「気付きと決定?」

そもそもウェビナーは実際に対面で営業するリスクやコストをカットしながら接触回数を増やし、一度に多数の方に「気付き」を与えられる事が最大の魅力です。

またウェビナーを行うことにより、見込み顧客の教育を行い、「行動する理由」を与えることにもつながります。

これまで行われていた営業は、主にゼロ知識の方を販売まで繋げる手法でした。

ウェビナーを介し、そこで魅力的な情報を伝えることで、営業を行う前に「このサービスを使いたい」と思わせるように情報を与えることができます。

ここから言えることは「細かなサービスや他社と変わらないクオリティ」漠然と話しても、そこに魅力がなければ顧客は行動を取りません。

より魅力的な情報をウェビナーのなかでユーザーに伝えていく必要があるのです。

不動産に特化したサイトを運営する私たちは、不動産顧客が「惹かれるポイント」を深く理解しています。

そんな私たちと一緒に、貴社の事業を端的に伝え、行動するための「気付き」を顧客に与えるためのウェビナーを行ってみませんか?

最後に

コロナの影響もありますが、開催者側と受講者側のメリットが完全に一致していることもあり、開催コストと参加ハードルが下がったことで単純にセミナー開催数が今までにないぐらい増加しており、受講者側にとってはビジネスの学びや新たなサービスにとても触れやすくなっています。

まだウェビナーを行ったことがない、という企業のマーケティング担当者様も、様々な事例やサンプルを体験することができる状態なのです。

他社がどのようなウェビナーを実施しているか、実際に体験してみてどのような仕掛けやテーマが参考になったか、などまずは情報収集から初めてみてはいかがでしょうか?

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